昨年の11月に、千住葱商組合の皆さんに、浅草六区にある「和風カフェダイニング 畑々」にご案内いただいたことは、当ブログで紹介した。
同店の安西勝治料理長(江戸東京野菜コンシェルジュ)と、浅草葱善の後継者、田中康晃さんがコラボ企画を実施していて楽しませていただいた。
「畑々」の入っている商業施設「まるごとニッポン」の3階には、料理教室ができる調理施設もあり、安西さんは江戸東京野菜コンシェルジュとして、料理教室を実施して江戸東京野菜の魅力を多くの方に発信・宣伝が出来たらと考えていると云っていた。
2月12日に安西さんから「肥後熊本×江戸東京料理教室」のチラシをメールでいただいた。
「熊本×東京ごはん教室」は、ナビゲーターとして浜田醤油の浜田香織女将が、料理の講師としては、安西料理長が担当すると云うので、楽しみにしていた。
浜田香織女将は、元日本テレビ系列のくまもと県民テレビのアナウンサーで、現在はフリーのアナウンサーと云うので、開会は、香織女将の進行で始まった。
写真右から、香織女将、浅草葱善の田中さん、安西さん
上の画像をタップすると、浜田醤油にリンクする。
当日は、浅草神社に浅草葱善が葱の奉納をする日だったが同じ時間帯だったので、田中庸浩社長には了解をとってこちらに参加したもの。
千住ネギについては、田中さんから説明がされたが、当日、葱善の歴史が記された資料が配布された。
千住ネギの料理は、「江戸千住ねぎのぐるぐる」として、熊本料理に使われたほか、馬刺しの下に敷かれ一緒に食べた他、玉子かけご飯・江戸葱飯仕立で頂いた。
熊本では分葱のひともじを使った郷土料理で、葉をぐるぐると巻き付け酢味噌で頂くシンプルな料理。
九州伝統野菜フォーラムで招かれたときに頂いている。
一昨年、リストランテ宮本でも、一文字をいただいていて懐かしい。
途中で、千住葱の物語を、司会の香織女将から指名されて話す機会をいただいた。
固定種の江戸千住葱と市場に出回っている交配種との違いについても紹介した。
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浜田醤油では、馬刺し用の醤油が用意されていた。
今が季節のひご野菜「芋の芽」をすき焼きで食べると美味しいと香織女将に勧めたら、今度食べてみると云う。
すき焼きの加茂川さんにもうちが醤油を納めていると語っていた。
ざぜん豆
馬刺し
玉子かけご飯・江戸葱飯仕立
のつぺ汁
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「玉子かけご飯・江戸葱飯仕立」
玉子かけご飯の一番古い歴史は、江戸後期に書かれた文献「素人庖丁」にまで遡ります。
今回は同じく江戸時代に食べられていた、元祖ファストフードの一つ葱飯仕立てにアレンジしてレシピを考案したと云う。
熊本では、湯がいた分葱の葉を巻いてのものだが、千住ネギのぐるぐるは存在感があって美味しかった。
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江戸千住葱と、浜田醤油のかけしょうゆと醤油ごま、そしていきなり団子も。
また、畑々からはお食事券をいただいた。
会場で「和風カフェダイニング 畑々」の親会社(株)八木クリエイティブの菅野公児部長と植松勳アカウントディレクターがお見えになっていたのでご挨拶をさせていただいた。