江戸東京野菜の普及活動について、何かと支援してくれているJA東京厚生連の竹内すみれ課長から、1月にメールをもらった。
新宿駅南口にあるJA東京アグリパークに、いらっしゃったお客様から、江戸東京野菜について質問があったので、メールしてもらいますとあった。
その後、ミナト矢崎サービス(株)の久米淳文さんから、メールをいただいた。
種または苗は一般に流通されている物なのでしょうか?
・流通されている場合は、どちらで入手できるでしょうか?
・栽培はF1種に比べて難しい・・との記載がありましたが、
水耕栽培は可能でしょうか。
と云うもの。
江戸東京野菜に、興味を持っていただくのはありがたいことで、勉強会をしたいと云うので伺うことになった。
依頼があったのは杉並区宮前にある、ミナト矢崎サービス株式会社の久米室長で、同社の前に出て迎えてくれた。
同社は空調設備の設計・施工・メンテナンス、および、タクシー等への車載機器類の取り付け・サービスをされているそうで、野菜とは無縁のようだ。
久米室長が江戸東京野菜に興味を持ったようで、社内で野菜栽培が好きな方々に声をかけたから、山口孝二社長、牛崎恵美子副社長、新野守信さんも話が聞きたいと云うので勉強会となったもの。
部屋の中では、ご質問にもあった「水耕栽培」がされていたが、皆さんで手入れをされているようだ。
今回は、水耕栽培に可能な江戸東京野菜を選んで、パワーポイントを作成していった。
水耕栽培では、根菜類は難しいと思うが、奥多摩の栽培現状を見ると、奥多摩ワサビは十分可能だし、金町コカブも面白い。
葉菜としての江戸東京野菜では、伝統小松菜のごせき晩生小松菜と城南小松菜、シントリ菜、青茎三河島菜に、のらぼう菜、
ネギでは、砂町一本ネギ、千住一本ネギ、拝島ネギがあるが、江戸では土寄せをすることで根深ネギをつくったことから考えると、遮光栽培で根深ネギを栽培することも可能だと思うと、説明をした。
私の話を聞いておられた山口社長は、江戸東京野菜の野菜一つひとつに物語や歴史があるのが面白いと、興味を持っていただいた。
地元、杉並区立西成田ふれあい農業公園もあり、高井戸キュウリが栽培されていることも紹介させてもらった。
皆さん、ご清聴ありがとうございました。
尚
この度は、都市農地活用支援センターが実施している
"「農」の機能発揮支援アドバイザー" として派遣されました、
ご活用ください。