28日(土)、29日(日・祝)の両日、「第10回高円寺びっくり大道芸2018」が開催されたが、29日、高円寺の居酒屋「うおこう」では、江戸東京野菜の応援団の講談師田辺一乃(かずの)さんと、シンガーソングライターの川村いさみさんが出演した。
そもそもは、江戸東京野菜の応援歌を作曲し唄っている川村さんと、創作講談として江戸東京野菜の持ちネタが出来た、田辺さんの出番がないかと、
「うおこう寄席」を開いている女将で江戸東京野菜コンシェルジュの松井つるみさんにお願すると、もう出演者は締め切られていてプログラムには出ないが、びつくり大道芸2018が開催されるから、29日に実施しようとなったもの。
高円寺北口の庚申道り商店街にある居酒屋「うおこう」の店先で、田辺さんの辻講釈を14時半から実施することになっていて、会場づくりに1時間前に行くと、店の前ですでに人だかりを作っていたのが一乃さんで、盛んに張り扇で、手作りという釈台をリズムよく叩いていた。
「義士の討ち入り」「本能寺の変」「山内一豊の妻・千代」
などを時間をおいて読み切り・・・・
うおこうのご主人浩三さん(写真左上)も、店の前に出て聞き入った。
「寺島茄子の由来」
会場は満席の20名で、江戸東京野菜コンシェルジュの佐々木昭理事、齋藤朝子先生、川並三也さん、
4月の「初めての江戸東京野菜」を受講した、亀島由美子さんと浅野優子さんは普及現場を見に来た。
JA東京あおばの渡邊和嘉常務も来てくれた。。
是非聞いてもらいたいと思っていた、内藤トウガラシの成田重行先生と品川蕪の普及をしている品川の青果店マルダイ大塚好雄商店の大塚さんがお見えになったところで、始まった。
高座の後ろには大塚さんの品川蕪と、成田先生の内藤唐辛子の手拭い、そして寺島なす之介のTシャツを掲げた。
寺島ナスは、四代将軍家綱の御前栽畑が浅草の北東・隅田村にあったことから、そこから生まれた寺島茄子として読み切った。
江戸東京野菜の応援歌を歌っている川村いさみさんを紹介した。
立ってやるかと思ったが、座ってやりますと正座した。
まずは、「ふきのとう」を熱唱、
2曲目が「江戸東京野菜応援歌」
川村さんの曲は詩が素晴らしいので、皆さん歌に引き込まれていった。
まずは、滝野川ゴボウの堀川造り
この日のために、集荷したことは、当ブログで紹介している。
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志村みの早生大根、早稲田ミョウガタケ、伝統小松菜、
それから、東京都農林総合研究センターが作り普及する
東京ワケネギの「東京小町」も江戸東京野菜ではないが紹介した。
聞いてもらいたかった大塚さんは奥さんとご一緒で来られ、
12月23日に開催している、「品川蕪品評会」の様子を紹介した。
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2席目の講座に上がった一乃さん、品川蕪汁の枕で、
江戸東京野菜の創作は暮れまでに12席をつくると云う。
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品川の沖合で陸奥の船が難破し、品川の人たちが助け、
品川蕪の入った品川汁を飲ませる。
と云う、青森県むつ市川内町に伝わる史実を読み切る。
当日、一乃さんは、夕靄発講談や玉カフェ講談、連続講談勉強会の
チラシを配った。
内藤トウガラシの成田重行先生は、ここから。
一乃さん、川村さんを囲んでの懇親会はここから。