新宿区立柏木小学校(佐藤郁子校長)では、江戸東京野菜の鳴子ウリ栽培復活授業が始まった。
今年は、4年生の担任が・安部剛史教諭(1組)、今関明教諭(2組)、岡田淳子教諭(副担任)で、今後栽培指導は梶谷正義先生にお任せするが、
栽培と合わせての、調べ学習や、発表などは、その年度の先生方の指導で進められていく。
当日は、あいにくの雨だった。
あんなに暑い日があったと思ったら、昨日から降り続いた雨で、10度台の肌寒い日だった。
梶谷先生の授業は雨のために多目的室で4年2組から始まった。
石川孝治さんが作った苗を、昨日同校に届けておいたが、苗を見せながら栽培授業が行われた。
苗を見せ、鳴子ウリは、雄花と、雌花が咲き、雌花は孫蔓にだけつくこと等・・・・
同じ時間に、鳴子ウリの歴史や物語については、4年1組に教えた。
イントロでは、農家の仕事、江戸東京野菜とは、その中に鳴子ウリがあり。
美濃國の真桑村で産出した真桑瓜を、美濃の真桑瓜栽培名人を呼び寄せて作らせたこと等、
甘いものが少なかった時代、二代将軍秀忠、三代将軍家光も、鳴子村で栽培させていた。等・・・
また、雑草に負けた過去の写真を見せて、草ぼうぼうにしたのでは、最悪で、食べる資格がありません。
気が付いたら、みんなで草をむしりましょうと伝えた。
今後調べ学習をする上での参考になるお話をしているので、気が付いたことは、メモするように指導した。
2時間目の梶谷先生の授業は、雨が小降りになったところで、4年生の菜園で行った。
苗の植え付けをしたいか希望をとったところ、半分の生徒が希望したと云うから、多くの生徒が、鳴子ウリに興味を持ったようだ。
今後、生育具合を見て、写真などデーターを送ってもらうことを学年主任の安部教諭にお願いした。
小雨が降り続いていたが、安部先生が見送ってくれた。
新宿区の青少年活動推進委員の喜多洋子さんが、梶谷先生の指導で旧東戸山中学校跡地の「ここ・から広場」の”農業体験の場”で2014年から鳴子ウリの栽培をしている。
今年も栽培したいと梶谷先生から伺っていたので、石川さんの苗を差し上げた。
喜多さんのお孫さんは、柏木小学校の卒業生と云うご縁で、お近くに住んでおられるようで学校まで取りに来られたのでお渡しすることができたが、喜んでいただいた。