2月初めに、NHK国際放送の番組「Biz Buzz Japan」の担当からメールがあったことは当ブログで紹介した。
早稲田ミョウガタケを栽培している井之口喜實夫さんの栽培を取材し、また、更科堀井冬の会で、江戸東京野菜を使ったお料理を皆さんが食べているところを取材している、
江戸川では、亀戸大根を栽培している、木村重佳さんの畑に、JAセレサ川崎の皆さんが視察したことも取材された。
情報としては、ジャパンタイムスの記事や、最近では、東京都が発行した英語版の江戸東京野菜の紹介記事を、萬野達郎ディレクターに紹介している
スマートフォン、タブレットアプリでも視聴できます。
ジョン・カビラさん(司会):
一度は途絶えた伝統野菜を復活させ、
新しい食べ方を提案しようという挑戦。
イエスパー、どうご覧になった?
イエスパー・コールさん(エコノミスト):
・戦後の経済成長で忘れられた伝統を復活させるのは、良い試み。
・自分の文化を再認識するということである。
・全ての消費者が大量生産の野菜を食べたいわけではない。
ルーシャ・ヴァンチュラさん(アグリビジネスコンサルタント):
・世界的に伝統野菜を守ったり、認知を広めることに関心がある。
・ローカルの野菜を食べたい、
どこで作られた作物かを知りたいという想いに繋がっている。
・歴史やストーリーを持っているということが、
商品(プロダクト)を消費者に届けるためのとても良い要素だ。
イエスパー・コールさん:
・デートをするカップルや日本に来た旅行者は、
思い出を作るため、何か特別なものやストーリーを求めている。
伝統野菜はそれを与えるものである。
ジョン・カビラさん:
伝統野菜は日本だけのものではないのでしょうか?
ルーシャ・ヴァンチュラさん:
・日本だけのものではない。
アメリカやイギリス、オーストラリアでも見られる。
・世界的に品種の多様性を守る関心が高まっている。
・もし大量生産の小麦だけしか作らないようになれば、
病気や気候変動により全滅する恐れがある。
・伝統野菜を保護し、品種の多様性を未来に残すことは、
市場や消費者の問題だけでなく、環境にも関わる問題である。
この放送「Biz Buzz Japan」は
毎日、0:30、6:30、12:30、18:30
に放送されますが、江戸東京野菜は同番組の約10分後の
42分から50分までで、ご覧ください。
1ケ月ほど世界に流れ、江戸東京野菜が紹介される。