「第29回 すきや連」(旗振り役・向笠千恵子先生)の例会が、大阪道頓堀のすき焼き屋の老舗「はり重」で開催され、
向笠先生の挨拶で始まり、恒例の卓話では、講師の難波りんごさんを私から紹介させていただいた。
りんごさんの卓話は「なにわの伝統野菜」についてお話をされ、
すき焼きの食材「難波ネギ」を提供された生産者上田隆祥さんと、泉州「水なす」の生産者北野忠清さんが生産者としての思いを語られたことは、当ブログで紹介した。
引き続き、乾杯は前回の開催店・仙台市「かとう」の加藤英子様の発声で・・・
すき焼き「はり重」の、創業は大正8年(1919)大阪市堺市で、戦後の昭和23年(1948)に、道頓堀に移ったと云う老舗。
店主の藤本稔社長がご挨拶をされたが、「私はネギか大嫌いで、うどん屋に行ってもネギ抜き、鍋屋に行ってもネギ抜きで通したんですが、先日上田さんから試食の葱をいただきましたら、めちゃくちゃ美味しかったです。
ネギかこんなにおいしいと云うのは初めて知りまして、来年からは難波ネギを使わせてもらおうと思っております・・・、」と話された。
写真左上、
藤本社長(中央)と、専務の有吾さん(右)が、わざわざ挨拶に来られた。
店のショウウインドーに.前原一菊作のお多福の人形が・・・。
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北野忠清さんが栽培した、泉州「水なす」も出していただいた。
美味しい!!
大きなお肉が柔らかく、美味しくいただいた。
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次に、難波ネギと椎茸、焼き豆腐、三つ葉などを入れていただく。
(写真左上)
最後は、再びお肉を入れて(写真右下)
江戸東京野菜のポスターを持参してご挨拶で皆さんに紹介
希望者に差し上げていたが、
東京の取り組みが参考になると云ってくれた方もいた。
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私のテーブルは、東京會館日本料理の鈴木直登総料理長、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の福島秀史理事、浅草葱善の田中庸浩社長、
千住葱雅の岡本健司さん、
鈴木総料理長は、香川県高松で毎月料理の勉強会を実施していて、
今回大阪には帰りに寄ったと云う。
鈴木料理長には、これまで何度もご案内をいただいている
2013年、江戸の名工・東京會館 おせちと節句料理
2014年、厚生労働省の平成25年度「卓越技能賞」と、
昨年8月に「四條流庖丁式・蓬莱の鯛」で始まった
「食の街道」を味わう。
皆さん、鈴木さんの食育に耳を傾けた。
浅草葱善の田中社長は、千住ネギを納入している横浜の牛鍋店・荒井屋の順子社長にご挨拶。
荒井屋には昨年万國橋店に伺っている。
写真右上は、住吉文彦事務局長(浅草「ちんや」社長)と、彦根千成亭の上田健一郎社長。
写真右上は左から新橋のすき焼き「今朝」鬚男爵の藤森朗社長と、すき焼き「銀座吉澤」吉澤直樹社長(東京都食肉生活衛生同業組合理事)と、吉澤裕介専務。
写真左下は、帯広でゴボウ生産をしている和田政司社長と、りんごさん。
写真右下は、左から函館すき焼き「阿佐利本店」の土橋孝多社長、ホテルニューオータニ「岡半」の柴田伸太郎専務、近江八幡のすき焼き「毛利志満」の森嶋利成社長
やまつ辻田の山椒と七味唐がらしを堺市の辻田浩之社長からいただいた。
追伸
また、取材に来た、産経新聞大阪本社社会部上岡由美記者と大阪日日新聞の藤木俊治報道記者とも名刺交換を行った。
すきや連例会は、東京から来た参加者で日帰りする方もいたので8時45分に「銀座吉澤」吉澤直樹社長が〆の挨拶をされた。
尚 住吉事務局長から、10月15日(月)、発足十周年記念・第30回「すきや連」を東京浅草で開催します。
(午後)記念セレモニー、(夕刻)すき焼き懇親会。と紹介される。
体力的に日帰りは無理なので、日本橋のサンルートホテルをとっていた。
会場は、なんばの道頓堀橋に近いところだったので、堀に沿ったプロムナードを歩いた。
結構整備されていて、遊覧船か行きかっていた。
道頓堀と云うとグリコの看板だが、道頓堀橋とえびす橋の間にあるのを知った。
心斎橋筋のアーケードは、ごった返していたが、関西弁が聞こえるかと思いきや、中国語だか韓国語だか、それらしい言葉が、飛び交っていて、ここは日本か ?、と思うほどだつた。
すきや連は、24回の坂福(八王子)を紹介したが、
25回加茂川(熊本)、26回開花亭(福井)、27回吉亭(米沢)、28回かとう(仙台)と開催された。