命がつながる「千住ネギ」の授業を行っている足立区立栗原北小学校(三宅文夫校長)では、4年生の保護者に了解をとって1月25日(水)、昼食前の授業で、食育として千住ネギを調理し食べた。
昨年の、2016年7月14日に、種まきを行ったが、その後、ポットから学校菜園に移植して、何度かの土寄せも行っていて、その都度、農業委員会の荒堀安行会長も出席して、指導を行ってきたと伺っていた。
1月23日(月)に、収穫の授業を行ったが、読売新聞にも情報を伝えていたので、収穫の様子を取材してくれている。
千住ネギの栽培は、タネを次代に引きづくことは勿論だが、食育として食べることも同じぐらい大切だ。
自分たちが栽培したものを食べるのは格別で、味覚への新たな発見もあるからだ。
根深の白い葉鞘の部分と緑で空洞の葉の部分を分けて調理、その違いを認識する。
江戸では根深の白い葉鞘を食べるが、関西では葉ネギで空洞の葉を食べる、スーパーでは葉を切り落として売っているから、それを調理することも勉強だ。
根深の葉鞘部分をぶつ切りにして、フライパンで焦げるまで焼いた。
調味料は、醤油とゴマ香油、それに食卓塩だけ。
いい匂い、美味しそう!!
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葉の部分も柔らかくて美味しいと、競って食べていた。(写真左下)
根深の白ネギも、葉も完食だった。
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三宅校長が、24日(火)の読売新聞朝刊江東版を生徒たちに見せていたが、月曜日の同校の収穫記事「千住ネギ 立派だわ」が掲載されていた。
地元の伝統野菜の復活だから記事になるわけで、生徒達も理解したようだ。
自分たちが栽培した、千住ネギを食べて、改めて地元の伝統野菜の味を知ったようだが、甘くておいしいことを理解したようだ。
次回は、5年生になってから、菜園に残した千住ネギのネギ坊主から、タネを採種することが残っており、7月には後輩の4年生に伝達することになる。