2018年08月05日

環境省の「福島再生・未来志向プロジェクト」のイベントで、新宿ゆかりの江戸東京野菜「鳴子ウリ」が紹介された。


先日、そろそろ完熟期を迎える鳴子ウリが気になって、栽培をお願いしている練馬区大泉の酒井利博さんの畑に伺ったことは紹介した。

台風が過ぎた後に伺うと云っていたが、1週間たってしまうので、金曜日になって新宿御苑レストランゆりのきの伊藤秀雄総料理長に、新宿の伝統野菜「鳴子ウリ」が完熟したので、お持ちしたいが、御苑のお土産や、レストランの料理として使えないかと電話でお願いしてみた。

伊藤シェフは、「グッドタイミング!! 、明日 環境省の『福島再生・未来志向プロジェクト』チームのイベントがあるから、皆さんに見せましょう」と云う。




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森本秀香環境省事務次官にお会いした。


伊藤総料理長は準備で忙しい中、鳴子ウリを待っていてくれた。
丁度、森本事務次官がお見えになって、福島の関係者と挨拶をされていたが、そんな中で伊藤シェフが紹介してくれた。

内藤トウガラシ、内藤カボチャは、環境省が管理している新宿御苑で生まれたことはご存じだったが、新宿にはそれ以外にも伝統の江戸東京野菜としては、「早稲田ミョウガ」に「鳴子ウリ」があることを説明したが、イケメンの次官は、話しをよく聞いてくた。

鳴子ウリについては、匂いまで嗅いでくれて、「良い匂い!・・・メロンですネ!」。

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お世話になっている本荘暁子さんが会場で出迎えてくれて、皆さんにわかるように「新宿ゆかりの江戸東京野菜 鳴子ウリ」と書いていただいた。





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環境省の「福島再生・未来プロジェクト」は、新宿御苑インフォーメーションセンターで開会され、森本事務次官の挨拶で始まった。

これまで環境省は、福島の再生のために、産業創生へり支援、福島グリーン復興への支援、脱炭素まちづくりへの支援、地域活性化への支援を行ってきた。

環境省は、皇居外苑、京都御苑、そして新宿御苑の維持及び管理をしているが、新宿御苑は、ミシュランの観光分野で三つ星を取得したことから、昨年は250万人以上の来園者があり、このような会場で「福島再生・未来プロジェクト」が出来ることが喜ばしいと挨拶された。

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森本次官に続いて、福島県農林水産部 飯沼隆宏次長(写真下)が挨拶、
地元新宿区の吉住健一区長(写真右上)も歓迎の挨拶をされた。

講演は資料の通り、
環境省 中井徳太郎総合環境政策統括官の
「福島における地球環境共生圏の構築に向けて」

慶応義塾大学先端生命科学研究所 鵜野レイナ氏の
「マタギからみた森の生き物とくらし」

磐梯山ジオパーク協議会 蓮岡真専門員の
「裏磐梯再生の森 森が生まれたひみつ」







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インフォーメーションセンター内の「Café はなのき」のオープニングセレモニーが行われた。

会場のはなのきは、「心に響くぬくもりの木」福島の木材を使って、看板、壁面、天井、テーブル、椅子などが設置されたリニュアルオープン。

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環境省新宿御苑管理事務所の櫻井洋一所長が挨拶され、福島県木材協同組合連合会 宗形芳明専務理事と一緒に
福島県森林林業緑化協会・福島県木材協同組合連合会の焼き印を押した。

福島県観光物産交流協会の高荒昌展理事長(右下)が挨拶された。






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伊藤シェフは、鳴子ウリについても新宿ゆかりの野菜がある、と皆さんに紹介した。

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皆さんに食べていただけるように、切って楊枝を刺してくれた。
当面はシャーベットで提供するなど、新宿御苑での商品開発も考えてくれている。

尚 当日の模様はNHKテレビのニュースで放送された。




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日本初のイチゴの開発者福羽逸人博士の福羽イチゴも展示された。

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明治25年(1892)頃にフランスから種子を輸入し、実生を選抜育成。
明治33年頃に国産初となる「フクバイチゴ」を作出したもの。
実は大振りで長細く、大正時代には高級品種として普及した。





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新宿御苑に持ち込むことから、8時半に取りに行くので酒井さんに収穫してもらっていた。

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初めてお会いしたが、雅博さんと云う立派な後継者がいて、東京都の農業後継者組織の理事をされていると云う。
頼もしい限りだ。

posted by 大竹道茂 at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 農のある景観と環境
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