料理研究家の冬木れい先生にご紹介を頂いた(株)時代村の佐藤達雄取締役営業本部長にお会いしたことは、先日ブログで紹介したが、
EDO WONDER LAND 日光江戸村で、22日から26日まで、江戸料理を食べさせる「夏の宴」が開催されるので、見に来てもらいたいと云うお誘いがあったので、イベントが始まる前日の21日に伺った。
東武鉄道だから浅草辺りから行くものと思っていたが、新宿から相互乗り入れで、「スペーシアきぬがわ」という全席指定の特急が出ていた。
佐藤本部長が迎えに来てくれたが、
日光江戸村は鬼怒川温泉に行く途中、落葉樹の山を背景に49.5万uの土地に江戸の町家が再現されていた。
ユキ リョウイチ社長(右前)と、久富信矢スーパーバイザー(左奥)にご挨拶。
(株)時代村として、江戸の伝統野菜について、前から気にしていただいていたようだ。有難い話しだ。
二代目オーナーのユキ社長、もう一つの顔は俳優で歌手として活躍されていた。
ユキ社長になってから「EDO WONDER LAND 日光江戸村」にした熱い思いを聞かせていただいた。、
冬木先生は、すでにお見えになっていて、先生監修のお料理が次々に運ばれて来て社長を始め、関係者の試食タイムとなった。
煮穴子
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肥前産 煮穴子(左上)
下野國 干瓢煮(中央下)
江戸野菜 寺島茄子の煮浸し、隠元の佃煮(右上)
下野國 冷やし瓢 煎り酒掛け
ぬか漬け かくや(左下)
処暑膏(右下)
江戸料理は、江戸時代の全国の食材を使っているのが特色。
ぬか漬けした、きゅうり、人参、こんにゃくを
みじん切りにして生姜汁をかけた一品。
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白米にぬか漬けかくやを乗せ出し汁を掛ける。
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彦根藩献上の「反本丸」牛の味噌漬け(左上)
下野國 瓢(ふくべ)の葛かけ(右上)
干瓢のあちゃら漬け(左下)
近江牛のすき焼きを食べに彦根に行ったときに、彦根城博物館の学芸員から「彦根から広まった江戸時代の牛肉文化」の話を聞いたが、
「近江肉牛の飼育は約四百年の伝統をもち、元禄年間より彦根藩主から代々、将軍御三家へ「養老の秘薬」として牛肉の味噌漬けを献上されてきた。」と・・・・・
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枝豆のぬか漬は始めていただいたか、酒の肴にお勧め、
揚げ出し大根は、江戸千住葱が大根おろしで、

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ユキ社長を始め、冬木先生、佐藤営業本部長、久富顧問、松平さん、スタッフのMichael No等、江戸料理に関係する皆さんで、料理を突いて、意見を出し合ったが、さすが冬木先生のお料理だけに、好評だった。
寺島茄子煮浸しは、味が染みて、柔らかく寺島茄子の特徴を引き出していて、江戸料理の逸品になっていた。
22日から開店する、江戸料理のお店は、冬木先生のお料理を出す店と云うことで、墨痕鮮やかな看板「竈屋(かまどや)」が書き上がったと届いた。
「かまど」と云うと、冬木先生のメールアドレスは、Camadoだった!
白そばがあるので食べてみませんかと勧められた。
「白そば」は、蕎麦粉を豆腐でつないだそばで、豆乳汁で食べるのでヘルシーなそば、江戸村春の宴で好評だった「出流 白そば」を、江戸村独自にアレンジしたものだという。
江戸時代に、陸奥の船が江戸の前海で難破したことで、船乗りが海に投げ出されたが、それを品川の漁師たちが助けて、冷え切った体を温めるために、品川汁を飲ませた。
陸奥の人たちは、感謝の気持ちを「品川汁」として陸奥に伝えていて、毎年品川蕪品評会で飲んでいただいている。
これも良い。
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日本酒は、日光の造り酒屋 (株)渡邊佐平商店の樽まろ日光誉と、
片山酒造(株)の原種柏盛の中から竈屋で出す日本酒も決まった。