昨年度から始まった「江戸東京野菜をまるごと体験しよう 見る、知る、獲る、食べる」は、冬の野菜であったが、今回は8月28日(火)の夏野菜を国分寺市の小坂農園で開催された。
この事業は、JA東京中央会が主催して、江戸東京野菜コンシェルジュ協会が協力し、お手伝いをするというもの。
これまで、コンシェルジュ協会では江戸東京野菜の魅力を都民の皆様に伝える活動をしてきたが、この企画は飲食店事業者、市場関係者に限定、絞ってご理解いただこうと云うもので、
圃場見学と収穫体験、江戸東京野菜の基本についての座学、江戸東京野菜の食べ比べと試食をしていただくと云うもの。
今回は、国分寺市の小坂農園を訪ねると云う企画で、谷中ショウガの収穫体験を行う。
国分寺市東元町に広がる農地は1.3ha、それ以外には鎌倉古道の脇や、今回のショウガ畑など5か所でトータル2haを所有していて、江戸東京野菜なども栽培している。
知ると食べるは、会場を国分寺ファーマ―ズ・マーケットムーちゃん広場へ移動して・・・
「江戸東京野菜には物語がある」の前に、小坂さんのこれまでの取り組みについて紹介した。
馬込半白キュウリは、銀座若菜が「馬込半治郎」の商品名で販売。
2010年から江戸東京野菜で丸の内マルシェ参加されたほか、六本木マルシェに参加していた。
都心の番町小学校での栽培指導もおこなっている
谷中ショウガで、商品開発したのがジンジャーシロップなどだ。
食べるは、
上原恭子理事と松嶋あおい理事、そしてコンシェルジュの木村えりこさんが担当。
*谷中ショウガのノンアルコールモヒート(右)
イエルバブエナ(キューバでモヒートに使うハーブ、上原のベランダで栽培中。)
・ライム・きび砂糖シロップ・ソーダで作ったノンアルコールモヒートに谷中ショウガを1本ずつ入れ、ショウガをかじりながら味見をしつつ飲んでいただきました。
*谷中ショウガのガリディップ(左上)
クリームチーズの中にみじん切りのガリ・みじん切りの自家製パンチェッタ・胡椒を入れたディップを焼きたてバゲットに乗せたもの。ガリの爽やかな香りと酸味でさっぱりいただけるディップです。
*八丈オクラの谷中ショウガ風味焼きびたし(左下)
麺つゆ・酢・オリーブオイル・たっぷりのみじん切り谷中ショウガで作った漬け汁に、プライパンで素焼きした八丈オクラを焼きびたしにしたもの。作ってすぐでも冷たくしても美味しいです。
*谷中ショウガと内藤カボチャの冷たいポタージュ(写真を撮る前に飲んでしまった)
内藤カボチャと谷中ショウガをチキンブイヨンで煮てミキサーにかけ、牛乳で調整した冷たいポタージュ。内藤カボチャの上品な味わいと谷中ショウガの爽やかな香りが相性ピッタリです。
お弁当の蓋にお料理の場所とメニューが書いてある。
手前左から
打ち込みきゅうりと鰻の酢の物
おからの稲荷づめ
卵焼きと鶏つくねの桑焼き
中段左から
焼き魚〜ミョウガ黄身寿司添え〜
焚き合わせ 飛龍頭・シイタケ・人参・絹さや
渡辺早生ごぼうきんぴら
内藤カボチャのサラダ
谷中しょうがのべっこう煮
寺島ナスのオランダ煮
お弁当は小金井市の「揚げ処 まさ竜」(042-316-5729)
店主早坂斉竜さんが作ってくれた。
ご参加いただいた中には、新宿御苑のレストランの山中祐樹さんや
北足立市場の中村友子場長や東京千住青果(株)の皆さん。
けいの家の卯城光博さん、台東区役所の木村裕さん、
フォレストマムの澁谷聖子さん。
(株)FOOD ARCHITECTLABの川合英夫さん。
おばあちゃん農場オーガニツクの藤森孝幸さん、京子さん。
遠くは、(株)よこはまグリーンピースの椿尚樹さんも来てくれた。
椿さんは、ミクニレッスンでよくお会いしていて、
当ブログでも紹介している。

この季節の、江戸東京野菜を展示した。
右から、谷中ショウガ、渡辺早生ゴボウ、内藤カボチャ、八丈オクラ
参加された皆様には小坂さんの谷中ショウガの他に、この時期の野菜が用意された。