2018年09月08日

農政ジャーナリストの会で、"野口のタネ" の野口社長が講演をされた。


農政ジャーナリストの会(JAJA)の竹村晃事務局長から電話をもらった。
久しぶりだったので旧交を温めたりしていたが、何でも主要農作物種子法が今年4月から廃止されたこと等、最近のタネを取り巻く情勢について、講演を依頼したいと云うものだった。

タネのことで、精力的に講演活動をしている方となると、特に伝統野菜にこだわって、全国の固定種を扱っている「野口のタネ」の野口勲社長にお願いするのが良いだろうとお伝えしたが、面識がないので頼んで欲しいと云うことだった。

野口社長は1〜2時間の講演は中途半端になるからと、講演は受けていないのは知っていたが、農政のジャーナリストに考えを伝えることの意味を理解いただいてお引き受けいただいた。




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会場は内幸町のプレスセンター9階で、野口社長の講演は18時半から開催された。

タネには、在来種、固定種、F1種、GM種などがあることから入った。
一代雑種(F1種)の作り方として、雄性不稔について丁寧に説明、

世界の主流は「雄性不稔」―Male Sterile―
人間のインポや無精子症にあたる雄しべがないか、花粉に生殖能力がないミトコンドリア遺伝子の異常な個体を使う手法。
今では雄性不稔個体(奇形)探しが、F1品種作りの基本トレンドとなっている。
お米も雄性不稔米になっている。

ここからは私の仮説ですとして、
「ミトコンドリア異常の植物ばかり食べていて、動物のミトコンドリアは異常にならないのだろうか」、

ミツバチはなぜ巣を見捨てたのか?、
「雄のミツバチが雄性不稔の植物によって、無精子症になっているのではないか?。

今、世界中の男性の精子が、年々減少している現実がある。」

F1種を食べてもすぐに結果が出ないことから、仮設という言葉を使っていたが、色々なデーターを使って人類にとって恐ろしい話を分かりやすく説明されるなど、野口さんは面目躍如だった。





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翌日、竹村事務局長からメールをいただいた。

昨夜の研究会に参加頂き、誠にありがとうございました。
ご紹介頂いた野口さんの講演、関心のある熱心な会員で40名余も参加し、盛況でした。感謝申し上げます。
講演後、野口さんを囲む懇親会も有意義でした。
3代にわたって固定種・在来種のタネを守り続ける野口さんならではの講演では、オールF1野菜化への危機感が伝わってきました。

”タネとりの世界”も興味深く、正にドラマ。
固定種がF1の片親に使われる実態、京野菜は一部を除くとF1野菜、という現実等・・・。
形は揃わないが、味の良い固定種・在来種。
自家採種で子孫を残せるタネを守り続けることの意義を深く考えさせられる講演内容でした。

野口社長の話しは、我々が江戸東京野菜に取り組むベースになる話しで、改めて固定種に取り組む意義を農政ジャーナリストの皆さんに伝えていただいた。


posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版物・メディヤ等の紹介
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