2018年11月23日

平成30年度 農業まちづくり基礎講座バスツアー「江戸東京野菜めぐり」が、11月17日(土)に開催された。


東京都農住都市支援センターが実施する、平成30年度 農業まちづくり基礎講座「江戸東京野菜めぐり」は、今年11月17日(土)に開催すると9月の時点でブログでご案内したが、だいぶ先のことだと思ったのか、応募が少なかった。

11月2日、3日の東京都農業祭の江戸東京野菜コーナーでも、募集資料を配布した辺りから、参加者も増えていった。

週間天気予報では17日は雨が降る予報だったが、晴天に恵まれて、集合場所の「京橋大根河岸おもてなしの庭」にある「ジュウガツザクラ」は満開だった。





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晴天に恵まれた、京橋大根河岸青物市場跡の碑の前で、「江戸東京野菜めぐり」主催者の矢島清専務理事の挨拶で、始まった。

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一昨年の工事で、おもてなしの庭が造られたが、その工事の中で、川岸の一部が出てきたことから、かつての京橋川の川岸を見せるようにしている。

もとは数寄屋橋のあたりに生まれた市が、火事になり、この地に移ってきた。なぜかたくさんの大根が入荷したので京橋大根河岸と呼ばれた。

2014年6月に生誕350年の記念イベントを開催している。





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清洲橋は、関東大震災の復興事業で架かった橋だが、ドイツのケルンの大つり橋をイメージして作られた。
墨田川に架かる橋の中でも一番の美しい橋と云われている。しかし、工事中で、その美しさを見ることはできなかった。

清洲橋を渡って萬年橋へ。小名木川に掛かる萬年橋を渡ったところで下車。

川船番所跡、小名木川の開削は、家康が江戸に来たときに最初に行った大工事。
戦国時代の兵糧攻めを恐れて、行徳から塩を江戸に運ぶために、小名木四郎兵衛に命じて一直線の水路を開削している。

利根川の東遷事業で銚子から関宿(千葉、茨城、埼玉が交わるあたり)から旧の利根川を使って、小名木川に繋がっている。これにより、東北の農産物や江戸近郊の農産物は江戸に運ばれた。




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中川口でも下車したた。
 明暦3年(1657)の大火後、江戸市街地の拡大や本所の堀割の完成などに伴い、深川の川船番所は寛文元年(1661)中川口に移転した。以後中川口番所として機能することとなった。

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浮世絵の中川口と比較して小名木川が堰き止められていることを、確認してもらった。

荒川の洪水対策として荒川放水路が開削されたことで、中川口に繋がっていた新川は、切断されてしまったが、遠く新川の畔に建つ火の見櫓を、確認してもらった。




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亀戸の香取神社では、香取宮司さんに、お宮の歴史などについて紹介していただいた。

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紀元665年に創建で、東京では最も古い神社と云われている。

平成9年に江戸東京・農業の説明板「亀戸大根」を建立させていただいたことから、地域での町興しが始まった。
説明板の奥にスカイツリーが望める。
香取神社では、毎年、3月には亀戸大根の収穫祭「福分けまつり」が行われている。

今回のツアーには、大浦美鈴さんが、江戸東京野菜に興味を持っている、坂本嶺さんはじめ、徳島から近藤裕昭さん(青果物ブランディングマイスター)、他、5人を誘っていただいた。

また、江戸東京野菜コンシェルジ受講8期の福島珠美さんも参加され、今年の福分けまつりにこられた亀島由美子さんもお友達の守屋暢子さんと参加された。

地元の飲食店升本は、亀戸大根のお料理を出す店として人気があり、香取神社のお部屋を借りて亀戸大根の漬物が入ったお弁当を皆さんに食べていただいた。





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江戸東京野菜の収穫体験では、東京都農林水産振興財団江戸川分場に、江戸川区鹿骨の生産者の中代正啓さんに来てもらって、亀戸大根の生産について紹介いただいた。その後、2班に分かれて歩いて近くのハウスに向かった。

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今年は、天候不順等もあって、生育が遅れていて、この時点としては小振りなものとなっていた。仲代さんは自宅の柿を皆さんにお土産として配られた。

毎年、伝統小松菜についても栽培してもらっていて、皆さんに一束ずつお渡しすることができた。



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もう一軒の収穫体験は、江戸川区主要産物「小松菜(交配種)」を栽培している江戸川区篠崎の小島啓達さんのハウスへ。

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中代さんが栽培した、伝統小松菜と、交配種の違いを説明した。

交配種は中国野菜との交配で、苗は立つようになり、株間が狭く、収穫がしやすいのが特徴。
しかも、そろいが良く、生育がそろっているから、端から綺麗に収穫していくことができるようになった。




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江戸川区総合文化センターにバスは駐車して、センター内を通過して、新小岩の香取神社に

昭和40年代の高度経済成長時代には、水田地帯だったあたりは住宅地に変わり、下水道が未発達だったことから、家庭の雑排水が用水に流れ込み、悪臭漂うどぶ川状態となってしまった。

用水は昭和57年頃より小松川境川親水公園化され、新中川からポンプアップされた水を流して、農村時代の遺産として清流を取り戻している。(写真上)

新小岩の香取神社で、八代将軍と徳川吉宗が、小松菜の命名をした経過を説明した。(写真下)
江戸・東京の農業説明板「小松菜」の内容はここから

スタッフの協力で早めにJR新小岩駅に到着、解散することが出来た。

ご参加いただいた方で名刺交換をさせていただいたのは
(有)給食普及会の梅島正直営業部長、東京都農林水産部の並木好正さん、(株)itsの高貫修社長、潟Rンライズの草間優也社長がご参加いただいた。

追録
皆さんからいただいたアンケートの取りまとめはここから

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | イベントの紹介
この記事へのコメント
全行程大竹先生のガイドという、大変贅沢なツアーをありがとうございました。
これまで訪れたことのなかった場所を実際に訪ね歩いて、野菜そのものや野菜の流通の歴史などについて、詳細に解説していただき興味深い時間を過ごすことができました。
また、機会がありましたら、ぜひ参加したいと思いますのでよろしくお願いします。
Posted by 近藤裕昭 at 2018年11月24日 11:31
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