2015年08月15日

鎌倉の皆さんが由比ガ浜でみつけた鎌倉大根の種を採種してきた。


鎌倉大根プランコンテストのゲストティーチャーとして招かれたことは、当ブログで紹介したが、
江戸東京野菜の話しかしないとの約束だったが、空気が読めなくてもいけないので、神奈川県の伝統野菜についても紹介した。

神奈川県園芸種苗対策協議会が、平成18年に発行した「かながわの地方野菜」に掲載されている「波多野大根」「三浦大根」「寺尾二年子大根」「横浜中部の中太り大根」等を紹介した。

しかし、古いものでも江戸時代初期の波多野大根だから、鎌倉時代の大根を探すとなると皆目見当もつかないでいたが、

一昨年、宇都宮大学で行われた「ダイコンサミット2013」で、島根大学の小林伸雄教授が、江戸時代以前からある、ハマダイコンを「出雲おろち大根」として商品化したとの話が記憶に残っていたので、三浦半島に咲いているハマダイコンの花を映像で見せて、皆さんに紹介をした。

すると、会場から、「その花なら葉山にあるわ!、」という声、
「それだったら、由比ガ浜にもあるわヨ!。」との声、

由比ガ浜にあるのなら、まさにそれが鎌倉の大根だ。

「今度、抜いてくる」という声もあったが、
それは環境破壊でやるべきではない。
栽培するなら、種を拾ってきたらいいと話した。





鎌倉.JPG

上の画像をタップする

神奈川県には「公益財団法人かながわ海岸美化財団」と云うのがある、毎月のように海岸の清掃作業が行われているが、8月12日の朝、海岸には、ハマダイコンの枯草が残っていて、ハマダイコンの莢が幾つも残っていたと、福来鳥の厨房を担っている大石千鶴子さんが、出勤途中に枯草の中から採種してきた。と連絡を頂いた。

運のいい話しだ。数日遅ければ、美化財団の皆さんに綺麗さっぱりゴミとして処分されていた。

posted by 大竹道茂 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝説の鎌倉大根
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