先日、鎌倉大根の収穫祭が鎌倉の大根料理の店「福来店」と、「佐助稲荷神社」の境内で行われたが、このことは、当ブログで紹介した。
例年行っている収穫祭の品評会には、鎌倉六国見山の菜園で「鎌倉大根」を収穫した野口稔さんが、品評会に出展し、昨年に続いて受賞を果たした。
野口さんは、六国見山の木材で作った炭を、土壌改良として佐助の鎌倉大根の畑にまいてくれたことは、紹介している
福来鳥で鎌倉大根の料理を食べているときに、野口さんから、鎌倉大根を鎌倉の飲食店で利用していただくためにも、収穫した一部を、行きつけの店に頼んできたという。
依頼したのは、オーガニック食材のイタリア料理店「トラットリア フォンテ」の原貴之シェフ。
同店は鶴岡八幡宮の東、鎌倉市雪ノ下 562-16 (TEL0467-67-7796)にある。
野口さんが原シェフご夫妻と知り合ったのは、里山再生で志を共有している竹炭専門店「鎌倉すざく」の鈴木弘明社長とのご縁からだ。と書いているが、鈴木社長は東京あきる野市で竹炭を作っていて、お会いしている。ご縁は広がる。
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フォンテ畑のハーブサラダと鎌倉大根カルパッチョ
カルパッチョには、鎌倉大根の辛味のおろしと、
葉で作ったグリーンソースが散らしてある。
鎌倉大根と鵠沼魚醤のフジッリ
鎌倉大根のペペロンチーノ
鎌倉大根を練り込んだ手打ちパスタ、カバテッリ(調理前)
鎌倉大根のグリーンソースパスタ、パルミジャーノレッジャーノ仕上げ
上の画像をタップする、
鎌倉大根を調理した感想を原シェフに伺うと、
「面白い食材だと思った。
カルパッチョにおろしで使ったが、辛味がいい。
特に、市販の大根と比べて、大根臭が無いので使いやすい。」
鎌倉野菜として、連売所で山森金雄さんが販売している事や
第二中学と、御成中でも栽培してもらったことに驚いていた。
「お客さんに、鎌倉大根の物語を話すと、興味を示してくれ、
地元鎌倉の野菜だけに、フォンテ畑で栽培しようと思っている。」
と語ってくれた。
追録
野口さんの今年の栽培経過について、
野口農園のネットから紹介すると、
2018年3月28日に、鎌倉大根が開花している。
3月に開花した鎌倉大根は結実し、6月19日に採種を行っている
採種した鎌倉大根のタネは、鞘を剥いて8月27日に播種している。
10月3日に鎌倉大根の間引きを行っている。
そして、第4回鎌倉大根収穫祭で受賞を果たした。
* 前年の記録はここから
12月2日読売新聞湘南版に鎌倉大根の収穫祭が掲載されました