江戸東京野菜コンシェルジュ協会が主催して毎年開催している「江戸東京野菜の山分け収穫体験」が、ファーム渡戸で10時から開催された。
協会の主催と言う事で、スタッフは佐々木昭理事、上原恭子理事、松嶋あおい理事、川並三也理事、そしていつもお手伝いをいただいているコンシェルジの木村えり子さん、若林牧子さん、増田純代さんが早くから来ていただいた。
今年で3回目になる山分けイベントは好評で、今回もキャンセル待ちが大勢出た。
他のグループからも、山分けイベントを行いたいという希望もあり、この日は、午后から全国農協観光協会か主催する山分けも行われた。
開会に当たり、協会代表の立場でご挨拶をさせていただき、
江戸東京野菜コンシェルジュで、ファーム渡戸の渡戸秀行オーナーから、収穫する江戸東京野菜の説明と栽培について語った。
渡戸さんは、年間各種の江戸東京野菜を栽培している。
今回の山分けは、馬込三寸ニンジン、滝野川大長ニンジン、シントリ菜、金町コカブ、青茎三河島菜、、練馬大根の収穫と、石神井川に近い圃場で栽培している下山千歳白菜が対象だが、
それ以外に、圃場には、渡辺早生ゴボウ(写真下左)、伝統小松菜(写真下中右)、のらぼう菜(写真下中左)が栽培されていたが、予定していた品川カブは売れてしまったという。
参加者たちは、車で来た方もいたが、収穫した野菜を入れるために、旅行用のスーツケースやキャリーケースを持ってきた方もいた。
渡戸オーナーは収穫の仕方をやって見せた。
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最初は、馬込三寸ニンジンの収穫から始まった。
三寸ニンジンは10p弱だから、簡単に抜けるので、
全員が譲り合って収穫を体験した。
お正月の御節料理に使われていた。
この人参、渡戸さんが採種したものだ。
市場に多く出ている交配種のニンジンは、業務用が7寸、
家庭用が5寸のニンジンが流通しているところから、
長いタイプのニンジンは初めて見るので、
収穫されるたびに驚きの声が上がったが、まだ生育途中だ。
このニンジン、匂いが強くニンジン本来の味も知ることができる。
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長い分抜けないので、渡戸さんがニンジンの脇を掘ってサポート
コンシェルジュ8期の是松洋子さんも長いのを抜いた。
それでも皆さん抜くのに苦労していた。
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収穫した後、渡戸さんと後継者の捷平さん(東京農大院生)が
ハサミで根を切ってくれた。
渡戸さんの前に行列が出来た。
江戸東京野菜コンシェルジ8期の皆さんが何人か参加されていたが
福島珠美さんは「江戸東京野菜めぐり」のバスツアーと、
練馬大根引っこ抜き競技大会にも参加した、
このイベントにも申し込み江戸東京野菜の知識を積んでいる。
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コカブより一回り大きくなったが、今年はいつまでも暑かったから
大きくなっていた。
落語の中にも出てくると渡戸さんが説明していた。
青茎三河島菜を見るのも初めての方が多かった。
癖のない美味しい野菜だと、渡戸さんから説明があった。
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青茎三河島菜も、渡戸さんと捷平さんが根を切ってくれた。
真上に引き抜いた、コンシェルジュの中山るり子さん
中山さんは協会の各種イベントに参加していただいている。
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皆さん苦労しながら、トライしたが、太いのを抜いていた。
コンシェルジュ8期新村ルリ子さんは拝島ねぎ特別会席に参加した。
亀戸大根を栽培しているそうだが、練馬大根には苦労していた。
それでも大きなのが抜けた。(写真左)
抜き方が悪く3本、太いのを折ってしまった人もいた。
1人1個が配られた。
下山千歳白菜も、渡戸さんが採種したもの。
収穫が終わったところで、練馬大根をもって記念撮影
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コンシェルジュ8期の森川洋一さんは自慢の練馬大根を担いで
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皆さん、山分けした江戸東京野菜を持って帰るのに苦労していた。
しかし、持ちきれないと、置いていく人は一人もいなかった。
上原恭子理事と、コンシェルジュの木村えり子さんが、
すずしろ汁を作ってくれた。
練馬大根や馬込三寸ニンジンが入った江戸東京野菜バージョン。
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温かいすずしろ汁が体を温め、お代わりをする人が並んだ。