東京バイオテクノロジー専門学校では、2016年から江戸東京野菜をテーマにした卒業研究を実施してきた。
今年も、食品開発コースの皆さんが、江戸東京野菜を使用した、長期保存可能な加工食品の開発について、研究されてきたことから、その成果発表を前に意見を聞きたいと、杉田佑輔先生から連絡をいただいたので、先日、江戸東京野菜推進委員会の水口均さんと同校に伺った。
同校は京急の梅屋敷だから、南武線で川崎まで出て、京急に乗り換えて伺った。
江戸東京野菜を研究対象にする場合のネックは、作物が季節限定で、
作物ごとに時期が異なるために、一度に作業を行うことができずに、
研究期間内で収まらない中での苦労もあったようだ。
上の画像をタツプする
千葉リーダーが、パワーポイントで説明してくれた。
長期保存可能な加工食品の開発については、
1、収穫時期以外でも味わえるようにする。
2、江戸東京野菜の認知度を上げて、普及に貢献する。
このために、試作品の成分分析、加工食品の検討・試作、
試作品の保存性確認を行っている。
京野菜、加賀野菜、なにわ野菜、佐賀伝統野菜なども
ネットで調べたようだ。
加工品の検討では、砂糖漬け、ふりかけ、マドレーヌ、
パウンドケーキ、醤油漬け、カレー、せんべいを選び、
どら焼き、アイス、お茶、かりんとう、けんぴ、
ドレッシングは、対象から外している。、
上の画像をタツプする
「砂糖漬け」、ゴボウ、ニンジン、ショウガ、大根,カボチャ
「ふりかけ」、ゴボウ、ニンジン、長ネギ、大根の葉、カブの葉、
小松菜、白ごま
「マドレーヌ」、ニンジン、小松菜、カボチャ、白菜
「パウンドケーキ」、小松菜、ニンジン、カボチャ、ゴボウ
「醤油漬け」、ゴボウ、ニンジン、長ネギ、大根、唐辛子、穂ジソ
「カレー」、ナス、タケノコ、オクラ、大根、ニンジン、ゴボウ
「せんべい」、長ネギ、ニンジン、カボチャ、小松菜、穂ジソ,唐辛子
について試食をさせてもらった。
今回は、内藤カボチャ、内藤トウガラシ、拝島ネギ、伝統大蔵大根、
が使われた。
それ以外は、市販の交配種が使われたが、滝野川ゴボウ、
馬込三寸ニンジン、谷中ショウガ、八王子ショウガ、練馬大根、
金町コカブ、伝統小松菜、下山千歳白菜、
ツマモノの穂ジソなどが対象になる。
4階コンベンションホールで開催される。
今年度は、31年2月9日(土)、13:00〜15:00