2018年12月25日

話しに聞いていた昭島市東中神の「ふく花」で "拝島ネギのあえそば" を食べてきた。


多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表が、栽培している江戸東京野菜を、使ってくれているお蕎麦屋さんが、昭島にあるんですと聞いていた。

その内に案内しますと言う事だったが、先日、メールがあって行けそうな方に声を掛けましたと云うので、青梅線の東中神駅で待ち合わせをしたら、江戸東京野菜コンシェルジュの木村えり子さんと協会の松嶋あおい理事のお2人が先に来ていた。

東中神駅前の団地1階の「ふく花」で、蕎麦屋とは聞いていたが「生蕎麦」の暖簾はないが、浜千鳥の薦被りが置いてあった。






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福島代表の話しでは、同店の主人も福島さんで宏一郎さん。
福島代表は八王子の磯沼ファームのイベントで知り合ったと云う。

ご主人に伺うと「ふく花」は、2011年12月に開店したそうだが、
生粋の蕎麦屋さんではなく、元はフレンチのシェフとかで、
お蕎麦に乳製品を合わせることを考えていた。

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福島代表が予約をしていたので、
突き当りの小上がり畳の4人部屋に落ち着いた。

何でも、拝島ネギのおそばを食べに行くと、予約を入れた時には、
拝島ネギのメニューは終わっていたそうだが、
女将はわざわざ拝島ネギ生産者の小町僖一さん(拝島ネギ保存会監事)
の最後の拝島ネギを買ってきてくれた。







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この日の蕎麦は、信州八ヶ岳産。
メニューを見ても、お蕎麦屋さんとは違う。
季節料理と手打ちそばが売りの店

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多佳子女将がお通し持って注文を取りに来た。

お通しは、高倉大根の煮浸しで、
とりあえずおつまみになるものをお願いした。

浜千鳥の大吟醸酒のカスに、
アーモンドとカシューナッのチーズ(写真右)が入っている。
日向鶏のレバーパテを注文、何れもクラッカーで食べると云うもの。






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私はビールで、その後はハイボールを頼んだが、皆さんは日本酒党で、女将に聞くと、この店は「浜千鳥」を応援していると云うので、

最初から、入荷したばかりの新酒、浜千鳥の純米にごり酒と純米あらばしり、そして、山廃、純米大吟醸と一通り飲んでいた。

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浜千鳥の応援をしているのは、日本吟醸酒協会の試飲会でご主人が味わいに魅了されたからで、前に勤めていた店でも扱っていたこともあり、

震災後も支援し、開店の時には、震災を免れた酒樽(店の前の樽)や杉玉なども縁起物としていただくなど、今では浜千鳥の杜氏や蔵元も訪ねてくれるというから、宏一郎さん、多佳子女将ご夫妻のお人柄が伺えると云うものだ。

早くできるつまみとして、「ポテトサラダの生ハム添え」が出てきた。これは旨い。

地元の名が付いた「東中神そばコロッケとクリームコロッケ」
かえしとソースでいただいた。





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春菊のおひたし、は立川の清水農園から

お刺身は、せいごの刺身

同店は、地産地消にこだわり、昭島、立川を始め、
多摩川を渡って八王子の野菜も使っていて、

女将は、いつも電動自転車で30分かけて福島農園に
買いに来てくれるという。







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拝島ねぎ保存会の監事をしている小町さんには、「拝島ネギ特別会席」を昭和の森 車屋で開催した時、拝島ネギを供給してもらったが、

その時、小町さんが「東中神のお蕎麦屋さんに納品している」と云っていたが「ふく花」のことだったようだ。

小町さんは、拝島ネギは加熱すると、とろりと甘くなるが、生では辛くて蕎麦の薬味にはピッタリで、年越しそばには毎年使っているという。

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拝島ネギは葉まで柔らかで美味しい根深ネギ。

限定そば「江戸東京野菜」第3弾「拝島ネギのあえそば」
1皿に1本の拝島ネギをソテーして、手打そばに東京牛乳、

1週間炙った鴨肉の燻製を、カツオ出汁と、塩とかえしであえたもの。
細切りした内藤トウガラシに、自家製ラー油をかけてあるから、
ピリッとした大人の味。

因みに、
第1弾は八王子の川口エンドウ(5月22日)で、
    第2弾は奥武蔵地這いキュウリをと寺島ナス(7月22日)を使っていた。
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