2018年12月29日

「第32回 深大寺そばを味わう集い」に、福島県川内村の蕎麦が登場した。


深大寺年末恒例の深大寺そばを味わう集いが12月24日に深大寺客殿の昌楽院で開催された。
深大寺の張堂完俊第88世住職と深大寺一味会の連名でご案内をいただいた。

今回で第32回を迎える恒例の深大寺そばを味わう集いは、昭和、平成、新元号の時代へつながる。

新そばがいただける集いには、昨年に続いてお招きをいただいた。感謝!

今年は、6月に第9期 深大寺そば学院において、学院長の張堂完俊住職から、講師を依頼された。
これは、江戸ソバリエ認定講座に於いて、蕎麦の薬味として江戸東京野菜の話をさせていただいていることから、深大寺そば学院としても、地元の伝統野菜を薬味として使ってきた歴史もあることから、江戸ソバリエ協会ほしひかる理事長の推薦があった模様だ。

7月には、第8回 深大寺夏そばを味わう集いに、お招きをいただいている。






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集いに先立ち御本堂において、献蕎麦の儀が厳粛な中で執り行われた。

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今回は、深大寺一味会新蕎麦の他、ご招待として福島県川内村から新蕎麦の献蕎麦が行われた。
川内村からは、蕎麦酒房天山の井出健人店長が、朝6時に深大寺の庫裡で会津打ちの特別な打ち方で打った新蕎麦が献蕎麦された。






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上の画像をタップすると「おしながき」







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一献 
新酒『浮岳(ふがく)』  深大寺一味会 臼井正樹謹製

深大寺は、天台宗別格本山 浮岳山 昌楽院 深大寺から、
「浮岳」をいただいて名付けたもので、一味会の臼井正樹氏が、
毎年全国の新酒の中から選んで「浮岳」としている。
今年は、茨城県笠間の磯蔵酒造の「稲里純米無濾過生原酒」を選んだ。

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臼井さんは(右下)、秩父の本醸造「公徳誉」を、
各テーブルを回って勧めていた。

お土産
十二支土鈴(亥) むさし野深大寺窯特製(左下)







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漬  物 
白 菜    深大寺一味各自家製(右下)

先  付
岩魚の嬢製   福島県川内村扱供(左上)
いくらのおろし(左下)と、かぼちゃの天ぶら(右上)








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川内村商工会の井出茂会長と

上の画像をタツプする。
会食の間、ゲストの皆さんから、挨拶があったが、
司会進行は、深大寺僧侶で一味会の林田堯瞬事務局長(左上)
しよっぱな、江戸東京・伝統野菜研究会の代表として呼ばれた。

林田事務局長に指名された井出会長と
福島県観光物産交流協会の高荒昌展理事長(上中)は挨拶で、

今回、伝統ある「深大寺そばを味わう集い」に
川内村の蕎麦が提供できたことへの感謝が述べられた。

特に高荒理事長は、福島出身の張堂住職を紹介してくれたと
その経緯を、私の名前を出して皆さんの前で礼を言われた。
恐縮です。








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新そば  深大寺一味会産新蕎麦

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我々の席はほしひかる先生と、旅行作家の山岡昭男氏、
江戸料理「なべ家」主人・福田浩先生(左上右)、
そして料理研究家の冬木れい先生。

一味会の皆さんが打った新蕎麦

次に出てきた
粕 汁
酒粕は栄耀の塊、絞り切って板状の酒粕は美味しくない。
まだ絞れるぐらいの生粕が良いとか。
酒粕は滋賀にある藤居本家が一番美味しいので、
その生粕を使ったと、臼井さんが話してくれた。







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会津打ち蕎麦の技法はYouTubeで

福島県川内村産新蕎麦を、会津打ちで打った蕎麦酒房天山の井出店長

会津打ちは初めにお湯で練る。(蕎麦粉1kgに対し熱湯300CC)
のすのは、太い桐ののし棒1本だと云う。
写真を撮ろうと早く庫裡に行ったのだが、暗いうちに打ったという。
残念!

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新そば   福島県川内村産新蕎麦







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料理研究家の冬木先生とほしひかる先生

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甘  味
そばがき汁粉 木島平村産新蕎麦

お土産
年越しそば  シマダヤ株式会社提供

長友貴樹調布市長(左上)もお見えになっていたが、
会場では、伝統野菜についても詳しい杜多道雄さんと、
京王友の会講師の福田淳子さんとも名刺交換をしたが
福田さんは江戸東京野菜について興味を持っていただいた。
                    
冬木先生(右上)には、今年はお世話になった。
日光江戸村で江戸料理の指南役としてご活躍で、江戸東京野菜を積極的に取り上げ、寺島ナス、馬込三寸ニンジン、滝野川ゴボウ、練馬大根、この季節は、伝統小松菜を使っていただいている。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | そぱ・うどん・ソバリエ
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