足立区立栗原北小学校(三宅文夫校長)に、4年生が栽培している千住ネギの収穫授業と調理授業の参観に伺た折、少し早く着いたので、同校の北側に、通りを挟んである宝谷實さんの圃場を見せていただいた。
宝谷さんはおられなかったが、紫芽の収穫をしていた奥さんと後継者の徹朗さんに了解をとって写真を撮らせてもらった。
かって宝谷さんのつまものは、コンシェルジュ協会の研修会で使っている。
足立区栗原地区は、つまものの産地として古く、同校から南東直線へ600mの所に鎮座する栗原氷川神社には、江戸東京の農業の説明板が平成9年に建立されている。
宝谷さんの圃場は、自宅周辺とこちらとあるが、ここでは固定種の小松菜で菜花を収穫する。
この小松菜、宝谷さんが自家採種したものを機械播きしている。
この菜花、3月中旬から収穫が始まり、ゴールデンウイークの前半まで出荷されるが、その時期には宝谷さんの腰の辺りまで成長し、花芽が出始めると、それを手摘みしていく。
交配種の小松菜との違いは、葉のはかまと呼ばれる部分があり、交配種のしゃもじのような葉とは見るからに異なるのが分かる。
交配種の小松菜の茎が立っているが、宝谷さんの小松菜は外葉が寝ている。
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宝谷さんに伺うと「芽カブ」だという。
自宅脇のハウスでは「芽カブ」はすでに出荷しているそうで、
この「芽カブ」は3月に和食の高級食材として出荷される。