小金井市では、2006年度から東京都と三鷹市と共に実施している「水湧く(みわく)プロジェクト構想で、地域資源を活用した産業活性化策を策定し、2007年1月21日に、江戸野菜で味わう小正月「江戸雑煮を食べよう」を実施した。
江戸をキーワードに江戸東京たてもの園で開催することで、江戸からの「住」を学び、地元東京農工大学工学部附属繊維博物館で、江戸からの衣類を学ぶことが出来ることが認知された。
これにより、2007年度事業としては、残った「食」を、江戸東京野菜を使った料理が食べられる町として鮮明にしていくことに取り組んだ。
第1回は、東京都農林総合研究センター江戸川分場で、研究の終わった野菜を頂いたが、今年から初めて小金井の農家で江戸東京野菜の栽培が始まった。
市内農家が栽培した野菜は、大蔵大根、亀戸大根、金町小かぶ、伝統小松菜、しんとり菜の5種類で、
当日は、市内の11軒の飲食店による江戸東京野菜を使った創作料理が1食300円以内で提供された。
市内の飲食店が江戸東京野菜を使ってつくった創作料理を買い求め、皆さん椅子のあるところで食べていた。
小金井市が主催していることもあり、当日会場に足を運んだ稲葉孝彦市長は、小金井産の江戸東京野菜・大蔵大根を手に関係者を激励した。
写真右から、土井利彦さん(ミュゼダグリ)、納所二郎さん(ミュセダグリ)、野呂孝史さん(東京都農業振興事務所)、今井清治さん(JA東京むさし小金井統括支店長)、稲葉孝彦小金井市長、川合修小金井市経済課長、大竹。
品川カブの収穫
江戸東京たてもの園の東ゾーンに設置した「江戸東京野菜の展示ブース」で、来園者に江戸東京野菜について説明をしていたが、そこに小平で江戸東京野菜の栽培を依頼していた宮寺光政さんから電話が入った。
依頼していた品川カブが収穫できたと云うもので、良ければ持っていくと云うのでお願いしたら、会場のたてもの園東ゾーンの江戸東京野菜展示ブースにわざわざ届けてくれた。
初めて見る大根のような品川カブに、展示ブースにいた皆さん珍しがっていたが、
丁度、会場に来ていた東京シティー青果の野田裕さんに、品川のまち興しに使えないかと、伝えたところ
北品川でまち興しに取り組んでいる、青果商がいるから預かると云って持って帰った。
また、江戸東京たてもの園では、吉野家や、綱島家の近くに生活感のある畑を作り、江戸東京野菜を栽培することが浮上していた。