野菜ジャーナリストの篠原久仁子さんから、取材の相談があった。
篠原さんは、現在、朝日新聞土曜朝刊の別刷り「be」7面 「とれたて菜時記」を連載されていて、
昨年、亀戸ダイコンを掲載したら、多くの反響があり、東京の野菜をもう一度掲載することになったので、東京ウドを取材したいという。
東京ウドの主産地になってるのは立川だが、全国版で紹介するなら東京23区に1軒残ったウドの篤農家、井口良男さんを紹介した。
井口さんについては、昨年久しぶりに、紹介している。
今月初めには、うおこう寄席に使うために伺っている。
篠原さんと井口さんの間で日程の調整をして、2月25日10時の約束だった。
井口さんは、我々が来る前に穴蔵に入っていて、篠原さんが写真を撮りやすいように、うどを切り取ってスペースを作ってくれていた。
収穫したウドを後継者の息子さんが釣り上げてから、
穴の中から、「どうぞ!」の声がして篠原さんは梯子を下りた。
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ストロボを炊かないと、右上の写真になる。
愛用の、うど切り用の包丁。
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穴蔵ではウドの成長で発生する、ガスを除く為に、
長いパイプを穴蔵にさしておくと、温かいガスが抜ける。
井口さんのウド栽培は、
もう一つハウスの中に軟化ムロがある(左上)が、
1回目の収穫は終わっているので、切り株しか見えない。
2014年に紹介しているのでご覧ください。
ログハウスのような休憩室で、取材。
「全盛期は、日に200枚(200箱)も出荷したものだ・・」と話す井口さん。
霜に当たって休眠している根を掘るのは3月になってからだという。
この根は、芽毎に切って、高冷地育苗に使われる。
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今年、穴蔵に植えこむ根株は、土の中に仮植してある。
篠原さんの「とれたて菜時記」は3月16日の朝日新聞に掲載されます。