ウドは、1年間、畑で栽培する。
昨年の12月にウド畑に霜が降りたことは当ブログで紹介した。
東京ウドは、収穫するときになって初めてテレビ等で紹介されるものだから、穴蔵に種を蒔いて育てると思っている消費者も多い。
ウドの栽培から収穫までは紹介しているが、根株の掘り上げは紹介していなかったので、JA東京みどりの原省三さんに依頼して、うどの根株を掘り起こすときに、教えて欲しいと依頼していたので、東京ウドの主産地立川の畑に連れて行ってもらった。
ウドの収穫作業は、立川市柏町の園部謙一さんだが、うどは連作障害が強いので、立川市西砂の畑を借りで、うどを栽培していた。
上の画像をタップする
30pほどの深さにアタッチメントを入れてゆっくりと掘り上げていく。
ボランティアさんが、トラクターの後から、根株を引き抜いて脇に置いていく。
この作業も、1人ではできない。
掘り起こされた根株には、大きな芽が幾つもついていた。
とりあえず車に乗る分だけ収穫すると、トラクターは車に積んで戻る。
長年の経験から年寄りの仕事だと云っていた。
上の画像をタップする
トラックから降ろしながら、ボランティアさんが、長い茎を切り落としていく。
ボランティアさんから受け取った根株を見て、小さい芽は削り取り、養分を他の芽に集中させる作業。
少し、収穫時期が遅れたのか、休眠打破されている芽もあるようで、これらも欠いていた
次の作業が、種なしブドウなどで使われている植物成長ホルモンのジベレリン処理をするために、錆たトタン板を出してきた。
休眠打破と均一な発芽を促進するため、ジベレリン処理をする。
根株を全部、桶にたっぶりと漬けてトタン板に乗せる、ジベレリン液は高いから、滴り落ちる液は下で受け止め再度使う。
園部さんでは、この根株を穴蔵に入れ、1カ月後には収穫し、出荷することになる。
尚、うどの収穫は、先日当ブログで紹介している。