2011年3月11日に発生した東日本大震災、あの日は電車の中で遭遇し、持っていた携帯ラジオから、東北の様子が伝えられていた。
あれから8年を迎えるが、先日三陸方面に行ってきた。
岩手県陸前高田市の、国の名勝「高田松原」は、「白砂青松」と呼ばれる美しい景色が広がっていたが、津波で2キロにわたる7万本と云われる松は “奇跡の一本松”を残して壊滅的な被害を受けた。
その松も枯れ、シンボルとしての松が構築された。
2013年に、三國清三シェフの第6回子供たちに笑顔をプロジェクトで、越前高田市立小友小学校に行ったが、今、景勝地「高田松原」の再生に向けた植林が行われている。
“奇跡の一本松”には近づけなかったが周辺で工事が進んでいて、
海水浴場だった砂浜には10トントラック22万台分の砂が投入され、一昨年、再生記念植樹会が行われた。
松の植栽も市民やボランティアにより、この程、4万本が植栽されたと聞く。
宮古から向かった浄土ヶ浜、そこのレストハウスには2階の屋根近くまで津波が来たという。
浄土が浜には、昭和の三陸津波記念碑が建立されていた。
石巻市の石井敬三郎刻の碑は、昭和8年の津波記念碑で、
一、大地震の後には津浪が来る
一、大地震があったら高い所へ集まれ
一、津浪に追はれたら何処でも此所位高い所へ
一、遠くへ逃げては津浪に追付かる、常に逃げ場を用意して置け
一、家を建てるなら津浪の来ぬ安全地帯へ
と記されていたが、今回の津波で、
この碑は流され、海の中で発見され再度建立されたとか。
隣には、宮古ロータリークラブの記念碑が、
1960年のチリ地震の状況を後世に伝えていたが、
被害はさらに大きかった。
南リアス線(ワンマンカー)に乗車することも、支援になると云うので、釜石から盛まで乗車した。
釜石は、ラクビーワールドカップの開催地でもある。
9月に開催されるワールドカップに先立ち7月27日(土曜日)に、釜石鵜住居スタジアムで、日本代表 対 フィジー代表の試合が行われる
三陸鉄道リアス線が、今月23日に開通すると云う、
盛岡からバスで宮古への途中、川井やまびこ産直館で休憩、トイレタイム。
野菜のコーナーの一角に、干し大根が並んでいたので、寒干しダイコンを購入した。
練馬大根の干したものとは異なり、軽いので、青首ダイコンかと思ったので、
生産者の大畑さんに、電話で聞いた。
ダイコンは、青首ダイコンだそうで、茹でてから水に浸し冷ます。
軒先に糸に通して寒さの中で干すのだそうだ。
陽が当たり、風通しが良い場所で、凍らせて、1カ月程干すことで乾燥させるのだそうだ。
練馬大根と青首大根の違いなのか、乾燥する前に茹でた事なのか、食感が大きく違う。