2019年03月23日

江東区総合区民センターが実施した第3回「江戸東京野菜のルーツと味」は、高野美子先生が指導。


江東区総合区民センターが、1月から月1回の3回コースで「江戸東京野菜のルーツと味」を実施し、1月と2月に話をさせていただいた。

3月の第3回講師は、江戸東京野菜コンシェルジュの高野美子先生で、「江戸東京野菜を使った調理実習」が同センター7階の調理室で開催された。

開催に当たって、高野先生からは、この季節の食材について相談を受けた。
2月に高円寺のうおこう寄席で使った江戸東京野菜だけでも11品目もあったから、それらを提案し、江戸東京野菜の流通に取り組んでいる果菜里屋の高橋芳江さん(江戸東京野菜コンシェルジュ)を紹介した。

また、高野先生のお料理写真は、参加していた亀島由美子さん(江戸東京・伝統野菜研究会)が報告してくれた。






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今回使われる、江戸東京野菜について紹介された。

上の画像をタップする
ノラボウ菜、東京ウド、早稲田ミョウガタケ、亀戸ダイコン、
千住ネギ、馬込三寸ニンジンで、高野先生がつくったお料理。

・江戸東京野菜と魚介の酢味噌
(ノラボウ菜、東京ウド、才巻き海老、地蛸昆布締め)
・桜蒸し
(東京ウド、馬込三寸人参、桜鯛、新物青海苔)

・千住ネギ焼き 鴨そぼろ餡
・亀戸大根飯 煮穴子のせ

・東京ウドと亀戸大根の塩金平 内藤七味唐辛子風味
・早稲田茗荷竹 梅酒ゼリー







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ノラボウ菜は、三鷹の冨澤剛さんが栽培した。


上の画像をタップすると受講生のお料理
・江戸東京野菜と魚介の酢味噌
(ノラボウ菜、東京ウド、才巻き海老、地蛸昆布締め)







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東京ウドは、東京うど生産組合連合会会長の須崎雅義さんが栽培した。

上の画像をタップすると受講生のお料理
・桜蒸し
(東京ウド、馬込三寸人参、桜鯛、新物青海苔)

・東京ウドと亀戸大根の塩金平 内藤七味唐辛子風味

馬込三寸ニンジンは長めだが立川の清水丈雄さんが栽培している







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亀戸ダイコンは、江戸川の木村重佳さんが栽培したもの。

上の画像をタップすると受講生のお料理
・亀戸大根飯 煮穴子のせ







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千住ネギは足立の内田宏之さんが栽培したもの。

上の画像をタップする
・千住ネギ焼き 鴨そぼろ餡







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早稲田ミョウガタケは、練馬の井之口喜實夫さんが栽培したもの。

上の画像をタップする
・早稲田茗荷竹 梅酒ゼリー

このゼリーは、冷やす時間が無かったので、
高野先生が事前につくったものが配られた。
早稲田ミョウガタケが梅味に合って美味しい。

早稲田ミョウガタケとしては、梅酒ゼリーは初めてのメニューだが、
11代将軍の家斉がミョウガタケの梅酢漬けを食べていた記録からも、
普及したいメニューだ。






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上の画像をタップする
受講生が水彩で描いてくれた。

会場からのリポート
季節感の感じられるとても素敵なメニューでした。
野菜の味が分かり、またウドなど、調理方法(生・煮る・焼く)を
工夫してくださったので、歯ざわりの違いがよくわかるメニューで、
ぜひ、自宅でも再現してみたいと思いました。

追伸

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高野美子先生は
5月から【郷土料理を食卓に】の講座が予定されています。

上の画像をタップしてお申込みください
9月の回では江戸東京野菜を取り上げます。

posted by 大竹道茂 at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介
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