2007年01月09日

2000年9月、”森ミドリトーク&コンサート” が開催され、農の生け花が紹介された。


東京都とJA東京グループ、東京都生活協同組合で構成する「都市との共生を!21世紀東京農業記念事業実行委員会」は2000年9月12日、東京都農業試験場創立百周年に合わせ「森ミドリトーク&コンサート」を国分寺市のいずみホールで開催された。

広いステージには、東京都農業試験場で作られたポット植えの、きゅうりやナス、トマトやウド、葉物では小松菜などが並べられ、中央にピアノのSTEINWAY&SONSが置かれ、心和むステージとなっていた。

ハガキでの応募者約300人の都民が来場しました。
 都市農業が新農基法に明確に位置付けられたことを受けて、音楽家の森ミドリさんがリクエスト曲に応え、消費者、農業者などと音楽・トーク、映像を交え、21世紀の東京農業を展望した。




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何人かのゲストに交じって、東京の農家グループの一つ「八王子のぎく会」の濱中洋子さんが、森みどりさんからステージに呼び上げられた。

今回の企画の段階で、濱中さんに「農の生け花」をお願いしていて、ステージには、濱中さんたちが早く来て生けてくれていた。

濱中さんは、JA八王子女性部のメンバーだったが、平成6年、南多摩普及センターの普及員から、会員みんなが楽しんで出来るから「農の生け花」をやりませんかとの指導があった。

「農の生け花」は、毎週金曜日、日本農業新聞に掲載されていて楽しみに見ていたことから、会員を説得し導入に励んだ。
JA八王子川口支店の「八王子のぎく会」では、農の生け花を活動の中心としてきたと云う。




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会場には、「農の生け花」を創案した横井友詩枝先生もお見えになっていて、濱中さんと森さんとのトークを楽しまれた。

横井先生は、土壌学の権威・農学博士故横井利直東京農業大学名誉教授授の奥様で、1960年代に「農の生け花」を創案したもの。
昭和49年(1974)から日本農業新聞に連載を始めたことから、全国の農家婦人が共鳴し、家庭で楽しみ始め、昭和62年(1987)には全国の愛好者グループが結成された。

横井先生は「農村にある自然の恵み、農作物をそのまま素材にし、身近な農具や民具を器にした生け花を通し、心のゆたかさ、農村文化の発展を目指すのが農の生け花」と語っている。

農具は、大糸まき
こんにゃくの木、コスモス、おかめ南瓜、おもちゃ南瓜





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ゲストには「うたのおにいさん」の田中星児さんも出演し、
楽しいトーク&コンサートとなった。

東京都農協青年組織協議会の渡戸秀行委員長が、
お礼の花束を手渡した。

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posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 初期ブログ・フードボイス
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