江戸東京野菜コンシェルジュ8期の森川洋一さんから、4月10日頃だったか、この季節の江戸東京野菜があったら生産者を紹介してほしいとの連絡が入った。
何でもコンシェルジュ同期の此松陽子さんが西荻窪で実施しているKONOCAFEで、「江戸東京伝統野菜のお料理とお話会」を開催するのだと云う。
生産者を紹介した後で素晴らしい企画なので、皆さんに紹介したいと取材を申し込んでいた。
森川さんは2016年5月から、都庁第一庁舎32階の西洋フードコンパスグループの食堂で、「江戸東京野菜を食べよう」シリーズを開催してきたが、
2017年4月に旬の江戸東京野菜「本場五日市ののらぼう菜」を仕入れたが、その時のご縁でJAあきがわのらぼう部会の乙戸博会長に連絡すると、森川さんの退職祝いにと、沢山ののらぼう菜と喜正の清酒「しろやま桜」を贈ってくれたとか。
先日、日本農業新聞にも五日市ののらぼう部会が紹介された。
此松さんは、イベントカフェ&シェアハウスKonoCafeを西荻で開催していて、
ネット上の「キッチハイク」にアップしていて、それを見た方々が直接参加すると云うもの。
荻窪からはバスで来たが、井草八幡で下車した。
井草八幡と云えば、江戸東京の農業説明板「井荻ウド」がある。
森川さんは、江戸東京野菜のレシピ集を、持ってきていて、これを参考に参加者が料理をつくっていく
これまで、森川さんが都庁32階の食堂で実施した「江戸東京野菜を食べよう」シリーズを、小冊子にしたもの。
森川さんには、練馬区平和台の渡戸秀行さんが、金町コカブと、亀戸ダイコン、のらぼう菜を栽培している。
練馬区高野台の井之口喜實夫さんは、早稲田ミョウガタケと伝統小松菜、根三つ葉、
練馬区立野町の井口良男さんは、東京ウドを栽培していると紹介したことから、各生産者を回って集めてきた。
コンシェルジュ8期の福島珠美さんは井口良男さんのウド畑に案内したことがある。
福島さんと此松さんは、江戸東京野菜を八王子で栽培している多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表の農園を手伝っている。
当日、キッチハイクを検索して、訪ねてくれた星川さん。
インドネシアのDwiさんは、外語大卒だから日本語が旨い。
日本の昔の食材に興味があったからと云う。
早稲田ミョウガタケを上手に、切ってくれたが、
ミョウガはインドネシアにもあるようだ。。
早稲田ミョウガタケの葉は、料理に使う。
東京ウドの穂先も、天麩羅にするために切り落とした。
伝統小松菜のごせき晩生小松菜は生産者の井之口さんが、このくらいの小松菜が一番美味しいと云って収穫してくれたとか。
のらぼう菜は、茎と葉を別々に茹でた。
茎の食感かサクサクとして、甘くて後を引いた。
ウドの海苔巻き天ぷら、ウドの肉巻き天ぷら
天ぷら粉は、東久留米の柳久保小麦を使用した。
のらぼう菜のピザ、根三つ葉の卵とじ、根三つ葉のきんぴら、
亀戸ダイコンの風呂吹き、亀戸ダイコンの菜飯、
早稲田ミョウガタケの肉巻き、カマンベールチーズに早稲田ミョウガタケ、伝統小松菜の肉炒め、などが出たが、
初めて参加された方々に、江戸東京野菜の物語を話していたので、写真を撮り忘れたのがたくさんあった。
料理が出来たところで森川さんが挨拶、和やかな懇談が始まった。
漬物の「銀座若菜」の専務ご夫妻も参加していただいた。
コンシェルジュ8期の星野渉さんは、実家が千葉県富津市の星農園。
初参加した東京青果鰍フ渡邉智帆さんは、江戸東京野菜が食べられると云うので、勉強のため参加された。
玉木さんも、江戸東京野菜に注目してくれていた。
会場オーナーの此松さんも、地元の生産者を探しているようだったので、杉並区清水1丁目で伝統大蔵大根を栽培している井口幹英さんを紹介した。
初参加の皆さんには、江戸東京野菜が野菜本来の味がすることを理解していただいた。
講評だった今回の企画、季節ごとに江戸東京野菜を食べる「四季の会」を開催してほしいという要望が、森川さんと此松さんに出されていた。
後日、星野さんがお席から撮られた写真が送られてきた。
星野さんありがとうございました。