2019年06月16日

玉川上水沿いの農地で栽培されている江戸東京野菜。


玉川上水は、多摩川の水を飲料水として江戸市中に供給する目的で開削されたものだが、途中水の乏しい多摩地域においては、分水して農耕に必要な水として活用された。

3月にウイークデーハイキングで、五日市街道ぞいの喜平橋で玉川上水の様子を紹介しているが、改めて、水道局小平監視所のあたりから玉川上水を歩いてみた。





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西武拝島線玉川上水駅は昭和25年(1950)に始発駅として開業した。

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玉川上水駅から150メートルほどのところに、東京都水道局の小平監視所がある。
ここで、羽村から引いてきた上水は、東村山浄水場と一部は小平市の小川用水などに分水する。

ここ小平監視所には、下水道局の多摩川上流水再生センター(昭島市宮沢)の処理水を引いてきていて、玉川上水下流と野火止用水に流しているため、玉川上水の流量は格段に減少している。





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小平監視所を過ぎると、玉川上水「清流の復活」で処理水が沸きだしている。

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再生水は音を立てて流れ始めたが川幅は3分の1になった。

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東京オリンピックの翌年昭和40年に淀橋浄水場(現新宿副都心)の廃止により、小平監視所下流の流れは東村山の浄水場に流れ、玉川上水は途絶えていた。

それから20年、昭和61年8月から、小平監視所下流の流れが復活したもの。

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流域の農業を潤していた玉川上水の緑道を歩いていくと、江戸東京野菜の復活に協力をいただいている、金子波留之さんの畑がある。

緑道を通る人たちにトマトとキュウリを コイン販売していた。





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寺島ナスをお願いしている、清水丈雄さんのナス畑もある。





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清流復活の碑の近くには、
東京ウドの須崎雅義さんのウド畑と森が見える。


西武線玉川上水駅から玉川上水の緑道を歩くと江戸東京野菜が生産されている。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 農のある景観と環境
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