2019年06月18日

国立市の「ママ下湧水公園」の隣にある佐伯さんの水田で田植えが行われた。


立川市羽衣町にある清水が湧く羽衣公園に行ったときに、近くに大先輩の佐伯寛さん(83歳)が住んでいることを思い出した。

久しぶりに佐伯さんと電話で話したら、お宅から真南に当たる「ママ下湧水公園」の隣に水田があるという。

羽衣公園で湧きだした流れは国立市に流れ込んでいるが、国立市にも湧水があることが分かった。
田植えは6月8日(土)だというので、近くにそんなところがあるなら、見ておきたいので、当日は少し早めに出かけ、ママ下湧水公園を歩いた。





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この辺りはかつて水田だったが、現在では佐伯さんの田圃だけの1反5畝(1500u)だけになってしまった。
田植えは、8時過ぎから佐伯さんと会社勤めの後継者司さんとで始まった。

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佐伯さんに伺うと、毎年4月29日(昭和天皇の誕生日)に、水田耕作者が集まって、用水などの草刈りやごみ拾いを行う。
5月15日に日野橋からの府中用水を流し始め、水田は水で満たされていた。(写真左下)
隣にママ下湧水が流れているが、水温が低いためか、昔から用水を使っている。

苗代は、連休明けの5月10日にバットに籾種を蒔いて始めたという。





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品種は「あきたこまち」と、餅米の「マンゲツモチ」。

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80歳を過ぎた佐伯さんにとっては、頼りの司さん夫婦で、
2時間で植え終えた。






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機械植えで、植え欠けた部分を司さんの奥さんが、
目立つところを補植していた。

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周辺の新興住宅にお住いの方からは、田植えが終わると、
「広々として気分がいい!」との声も聴かれた。

佐伯さんの話では、10月に稲刈りをした後しばらく干され、
その後、きれいに田起こしをして野菜など栽培されている。





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畑としてホウレンソウや小松菜、玉ねぎを栽培しているようだが、
6月に入ってから田んぼとして用水から水を入れるから、
それまでに野菜は収穫してしまうという。




posted by 大竹道茂 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達
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