早稲田ミョウガの発見から栽培について東京ビィデオセンターが番組にしたいというので、早稲田大学周辺を案内したことは、先日紹介したが、日を改めて21日、早稲田ミョウガの生産者・井之口喜實夫さんのお宅に伺った。
井之口さんの畑では、ミョウガの栽培がどのような形で行われているかを伝えるもので、ここでも佐野岳士ディレクターの質問に答える形で進められた。
川尻健一さんと濱詰由紀子ディレクター、カメラマンに音声さんの4人体制だった。
現在、東京市場のミョウガはパーセントが高知県産の水耕栽培で、スリムな早生ミョウガだが、井之口さんが栽培するミョウガは、早稲田ミョウガで本来の早稲田ミョウガの資質を伝えるために土耕で栽培されている。
そんなミョウガをカメラマンは、あらゆる角度から撮影していた。
井之口さんと栽培上の話をしていて下さいというので、カブ間を開けで栽培しているわけを質問したが、一本から分決しながら生えていくことから株間をあけ、またミョウガの子が出やすいように、収穫しやすいようにネギ栽培のように土寄せすることも井之口さんが話してくれた。
栽培地は、連作障害を避けるため毎年変えている。
2011年、初めて畑に植えたのは庭先の畑で、西側に植えたが、この年は根茎の育成が主だったので期待するミョウガの子はできなかったが、それでも赤身の色が期待させるものだった。
2012年には近くの住宅地の中にある農地で栽培されたが、2年目として根茎も力強く早稲田ミョウガ本来のミョウガの子が育った。
2013年は長命寺近くの農地で栽培された。2014年は2012年と同じ農地だが、根茎が増えたことから農地一面で栽培された。この年以降70坪1000本植えが定着する。
2015年は自宅前の畑で東側の奥。2016年は西側の奥。2017年は自宅前の西側手前の畑。2018年は自宅前の畑の中央。今年は2017年と同じところとなっている。
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畑の中で、欠損株が出た場合に補植するために、
畑の隅にまとめて植えてあった株を出で掘って説明していた。
白くて若い根茎が出てきた。
ミョウガタケを栽培した後の廃棄した根茎があったので、
それで佐野さんに説明をしていた。
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2010年の12月に茗荷邸から休眠中の根茎を頂いてきたので
土に埋めてあったが、
2011年の春に掘り出し、
たくさんの根茎から良いものを選んで一作だけ栽培した。
見せてくれた。
ミョウガタケについては、
市販されているものを見ていて知っていたが、
栽培の仕方まで知らず、美しさに感動したものだ。
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畑に穴を掘ったところにミョウガの根茎が植えてある。
むしろで覆って日光を遮っている。
追録
このたびは、令和元年度「農」の機能発揮支援アドバイザーとして都市農地活用支援センターより派遣されて伺った。