江戸東京野菜コンシェルジュ8期の大塩安津子さんから電話をもらった。
大塩さんはBridge Wellness(株)の取締役として神田小川町の和食レストラン「気生根(きふね)」の経営に携わっている。
神田と云うと、江戸の三大市場として江戸市民の食生活を支えてきて、江戸城にも納めていた歴史がある。
お店で、山本朝美さん(代表取締役)を紹介されたが、そもそもは、東京そだちということから、東京の食材に興味を持っていたそうで、7年前に飲食店をはじめようと計画、特色ある野菜にあったレシピの研究を経て、2017年11月に神田小川町に「気生根」をオープンした。
写真、右から山本朝美代表取締役、大塩安津子取締役(江戸東京野菜コンシェルジュ8期)、江戸東京野菜の幟も立ててその思いが伝わってくる。
東京の農産物を広めたいという思いから、東京都認定の「とうきょう特産食材使用店」として「とうきょうを食べよう」の冊子にも掲載された。
昨年(8期)、江戸東京野菜コンシェルジュの資格も取得した。
同店は、土日、祝日と、ランチは月曜日も定休日となっているが、お昼に店内で説明をしていたことから、間違えて何人ものお客さんが入ってきたので、その都度謝っていたが、同店が地域で頼りにさていることがよくわかる。
最近は、神田の街興しに取り組んでいて、地域で同じ思いの方で、江戸時代創業の豊島屋本店の関連会社・神田豊島屋の木村倫太郎社長との出会いで、酒粕を活用し江戸時代から命が今日に伝わってきている野菜・江戸東京野菜で粕漬商品の6次産業化プロジェクトを作り上げた。
同店では、東京野菜カンパニーから江戸東京野菜を初めとした食材を仕入れている。
豊島屋の酒粕を使った東京産野菜の粕漬をいただいた。
写真の右上は、東京産キャベツの第一人者井之口喜實夫さんの春キャベツ。
左上が、金町こかぶから育成した固定種のアヤメカブ、
下が長カブと言っていたが、品川カブなのがはっきりしなかった。
いずれも、酒粕の粛清した味わいで、食感も各々独特の個性があり、美味しかった。
総務省の「地域力創造アドバイザー」を拝命しているので、今後依頼があれば、江戸東京野菜での地域おこしの事例はたくさんあるので、アドバイスをしていくつもりだ。
8月に実施される業者向けの「江戸東京野菜をまるごと体験しよう」のイベントへの参加と、
11月に東京都が実施する「東京味わいフェスタ」にキッチンカーで参加をするようにアドバイスを行ったが、判断は早く、やりたいというので、東京都の担当に連絡しキッチンカーの確保を行った。
このたびは、令和元年度「農」の機能発揮支援アドバイザーとして都市農地活用支援センターより派遣されて伺った。