2016年5月に、鎌倉大根の普及に当たって、地元江戸のハマダイコンについても紹介した。
先日、二子玉川にもハマダイコンがあるというので、江戸東京野菜コンシェルジュの松井つるみさんに ご案内をいただいた。
前に「江戸城 濠大根」と名付けた江戸城桜田濠の写真も撮っておきたくて、暇を見つけて行ってきた。
昨年来た時には、桜田門駅から地上に出たところにある外桜田門の柱の下に、ハマダイコンが莢をつけていて、写真に収めたが、この時期、やっぱり花を付けていた。
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桜田門に近い土塁にも咲いている。
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家康によって、神田の山を切り崩して日比谷の入江が埋め立てられて濠ができたが
ハマダイコンは日比谷の入江が埋め立てられる以前の古い時代、鎌倉大根のように、入江の渚や砂浜に繁茂していたと思われるが、埋め立てによって市街化が進んだが、桜田門辺りのハマダイコンの莢は、半蔵門に向かって吹き上げられていったとも思われる。
幕府によって守られた江戸城の周辺は、明治政府になって皇居となり、現在は環境省の管理によって当時のまま、自然が守られてきている。