中央区立環境情報センターが毎年開催している「中央区総合環境講座」を担当されている松田真実さんからメールがあったのは、3月中旬だった。
これまで、何度かお声をかけていただいているが、これまでの担当だった中谷幸廣さんに代わって松田さんになったからと、わざわざ昭島まで来て説明をいただいた。
「中央区総合環境講座」は、2015年に初めて招かれていて、江戸東京野菜を日本橋からブランド化したいと支援してくれた、日本橋「ゆかり」の二代目野永喜一郎さんの話等をした。
環境情報センターは(株)小学館集英社プロダクションが業務受託をされていることから講座の中では、同社屋上の「ShoPro屋上菜園」を見せていただいた。
また、2016年には、同区生涯学習課から中央区民カレッジシニアコース総合学習にも伺っている。
2017年には、銀座にある白鶴酒造の会議室でコラボで実施されたが、これは私の提案を受けてくれたものだった。
中央区立環境情報センターは、東京スクエアガーデン6階の京橋環境ステーションの中にあり、東京メトロ銀座線の京橋駅に隣接している。
京橋環境ステーションには、同区の基本方針が掲げられていて、映像で学ぶ江戸の環境などの施設がある。
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同講座は都市における循環型社会の形成、企業で行われ ている環境への取り組みなど幅広いテーマで全9回の連続講座となっていて、その第1回を任された。
江戸東京の伝統野菜をテーマにパワーポイントを作っていったが、2016年から鎌倉大根の話もしていて、事前に資料として、読売新聞の神奈川版に掲載された「鎌倉大根」と、
銀座で配布されていた「銀座百点2月号」のコピーを送っていたので、最初に説明をさせていただいた。
環境がベースにある講座だからで、鎌倉由比ガ浜で発見したハマダイコンは「東京にはないのか!」とよく聞かれることから、隣の区・千代田区にハマダイコンの花が咲いていることを紹介した。
国によって、環境が保全されている皇居外苑に、江戸以前の植物が今も残っている。
パワーポイントでは、「江戸東京野菜とは!」から始まって、江戸東京野菜には、物語がある話や、なぜなくなってしまったのか等について、お伝えしたが、中央区での取り組みについても紹介した。
日本橋の橋の上で行われた江戸東京野菜の普及イベント。
かつて、中央区立の常盤小学校と、久松小学校で実施した寺島ナスの栽培、
日本橋女学館の中学生が栽培する寺島ナスと伝統小松菜の栽培など・・・・、
また、毎年、環境情報センターのあるビルのとなりにある京橋大根河岸青物市場跡に集合するイベント「江戸東京野菜めぐり」のバスツアー(東京都農住都市支援センター、担当高梨042-528-5903) は、今年は11月16日(土)に開催されるので紹介した。