足立区農業委員の内田宏之さんに、7月3日、足立区立千寿双葉小学校の命をつなぐ千住ネギの栽培授業でお会いしたが、内田さんが栽培している江戸東京野菜の本田ウリの生育状況が気になってお聞きすると、「そろそろ収穫の時期だが、日照時間が足りないから甘さが乗らない」と話されていた。
押上の「よしかつ」では、毎年夏のお料理に欠かせなくなっていて、あてにしているウリだ。
そんな話をしている中で、板橋区立板橋第六小学校のPTA会長の高橋さんとおっしゃる方が、江戸東京野菜通信に掲載されていた、本田ウリの記事を見て、内田さんを訪ねてこられたという。
昔食べた、マクワウリを入手する機会が無く、あの味を子どもたちに伝えたいと、ネットで検索をしていたら、江戸東京野菜の本田ウリがヒットしたという。
当ブログのトップページ左のカテゴリー欄「江戸のマクワウリ各種」には、本田ウリをはじめ、府中御用ウリ、鳴子ウリ、小金井マクワの記事は、100件以上まとめてある。
何でも、7月6日(土)は、「板六小の夏祭り」ということで、「前日には銀マクワの本田ウリを取りに来ると云っているが、甘くないから 」と 内田さんは心配していた。
板橋第六小の夏祭りの様子を高橋浩一会長(左下)が知らせてくれたというので、内田さんから電話番号を聞いて高橋さんに、写真とメールの一部をブログで紹介することの了解を得た。
天候が悪かったので、体育館の中で開催されたようだが、児童も保護者も待ちに待ったお祭りのようで、その盛り上がりが理解できる。
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内田さんにお譲りいただいた本田ウリは新座(埼玉県)で調達できた金マクワとともに、カットして紙コップに入れお盆に乗せた状態で売り声を上げながら場内を回りました。
やはりこれメロンでしょ? とおっしゃる児童や保護者が多かったですが、都度 説明して大ぜいの方に召し上がっていただきました。
そんな中でもご年配の方(児童の祖父母)はご存じで喜ばれておられる!そういうこともありました。
売り場に置いておけば黙っていても売れる! というわけにはいきませんが、ウリを介して様々な方とコミュニケーションを図ることができ成果があったと思っています。
キュウリやミニトマト、ブルーベリーも好評でいずれも完売しております。
来年は例年通りの7月3週の土曜日開催になると思います。
盛りの時期にぜひまたうかがわせていただき内田さんさえよろしければ譲っていただき、もっと多くの子どもたちが伝統野菜の味覚に触れられるよう工夫したいと思っています。
PTA会長は今期限りですが、OBとして関わってまいりますので・・・・。
高橋会長、ありがとうございました。
追録
足立よみうりの梨本康世記者が内田さんを取材して掲載紙
を送ってくれた。
追録

後日、納涼夏まつりが掲載された熊野ニュースを、
高橋さんが送ってくれた。
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