練馬区が実施している「練馬区農の学校特別企画」、江戸東京野菜の栽培講座講師を今年も依頼された。
練馬区からの依頼では、古くは1994年1月に 「練馬の農業の現状について」、2012年には寿大学で話をさせていただいている。
この講座は、2015年から開催されていて今年は5年目で、今年も講師を依頼されている。
講座では、江戸東京野菜の栽培も行なっていて、栽培指導には江戸東京野菜コンシェルジで、平和台で江戸東京野菜を栽培している渡戸秀行さんが対応している。
これまでこの講座は、渡戸さんの栽培授業から始めていたが、江戸東京野菜を学んで、江戸東京野菜を知ってから栽培した方が栽培にも身が入るのではということで、座学を先にしていただいたが、9月8日から4回にわたって、渡戸さんの栽培の授業が行われる。
この講座、事業運営を地元のアゴラ造園株式会社が受託していて、事務長の小高朋久さんが講座運営を行っている。
講座に当たっては、シラバスが送られてきていたので、それに沿って話を進めた。
江戸東京野菜とは、から始めたが、栽培が予定されているものとして、
練馬大根、金町こかぶ、亀戸大根、馬込三寸ニンジン、渡辺早生ゴボウ、下山千歳白菜、伝統小松菜、シントリ菜、滝野川大長ニンジンについては時間を割いて由来なども説明した。
特に地元の練馬大根については、江戸の昔からの歴史文化を今に伝える文化遺産であるという、練馬新聞に掲載された持論を説明した。
会場には、練馬区の都市農業課農業振興係の五百川彰宏係長と嶺智明さん、中央大学の学生さんが参加された。
また、区民参加者の佐久間茂さんと名刺交換をしたが、同好の集まりで話が聞きたいと講演を依頼された。
講演会場に隣接した菜園には、早く種を蒔く必要のある馬込三寸ニンジンなどは、すでに葉が茂っていた。