Googleでは、9月10日農水省を始め企業の参加を得て、日本の食文化をオンラインで展示し、世界に発信する取り組みをスタートさせた。
これまでGoogleでは世界の美術館を鑑賞できる「Google Arts & Culture」を展示していたが、食文化を紹介するシリーズとしては、スペイン、ナイジェリア、イタリアに加えて、「Flavor of Japan」として日本の食文化が紹介されたもの。
日本食をテーマとした「Flavors of Japan - 奥深き日本の食文化を召し上がれ」の公開を記念したイベントは、
六本木ヒルズ森ビルで27階のGoogle合同会社会議室で10日13時から開催された。
日本の食文化を紹介するFlavors of Japanは、前農林水産省大臣の斎藤健氏と、Google Arts & Culture統轄のアミットスード氏が意気投合してスタートしたものだという。
1部では齋藤健前農水大臣と農水省の末松広行事務次官が挨拶された。
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ステージには、羽黒山参籠所斎館 山味届人(さんみかいじん)伊藤新吉料理長が上がり、出羽三山の一つ羽黒山を紹介し、同地に伝わる食文化精進料理について語り帯同した羽黒山の山伏がほら貝を吹いて雰囲気を盛り上げた。

上左から
ぜんまいの妙り煮、胡麻豆腐の餡かけ、菊の酢正油
下左から
とんぶりおにぎりときゅうりのからし漬け、紫蘇巻
芋茎の胡麻味噌和え
山味届人 伊藤 新吉
食事が終わったタイミングでゲストスピーカーのパネルディスカッションは
編集者の大司麻紀子さんのインタビューで始まった。
秋田大館にある陽気な母さん石垣一子さんが、嫁に行った時から名前で呼ばれることはなく、屋号で呼ばれることが多いと、東北の文化を紹介した。
「Flavors of Japan - 奥深き日本の食文化を召し上がれ」の公開を記念したイベントに招かれたのは、錦糸町の駅ビル「テルミナ」で2015年から江戸東京野菜を食べるイベントを展開してくれている、(株)ロケーションリサーチの瀬川雄貴社長から誘われたもので、当協会の上原恭子理事とで伺った。