6月に開催された「はじめての江戸東京野菜講座」に新宿区立環境学習情報センターの高間佳子センター長と小山裕三さん(新宿区エコリーダー養成講座 企画運営プロジェクトチーム)が聞きに来てくれた。
西新宿の「エコギャラリー新宿」で、新宿区エコリーダー養成講座「食から考えるエコな暮らし〜できることから始めよう〜」として、江戸東京野菜の話しを聞いて、試食をする講座を開催したいとの申し出があった。
エコギャラリー新宿には、2015年に伺っている。
そもそもは、2014年9月に西新宿小学校5年生の授業で江戸東京野菜の話しをすることを、伝え聞いたエコギャラリー新宿の関係者として松田丈志さんと小山裕三さんが、聞きに来られたことがきっかけだった。
会場には、コンシェルジュ協会の上原恭子理事が、八王子まで出かけて、同じ協会の福島秀史理事が栽培する八王子ショウガ、内藤カボチャ、八丈オクラが展示された。
頂いたテーマは「知ってる? 江戸東京野菜」
前回伺ったときは江戸東京野菜は40品目の時代で、あれから5年が経過し現在50品目になった。
東京は日本農業のルーツがあるとして、全国から江戸に集まった野菜のタネが、江戸の気候風土の中で優れた野菜ができると、江戸土産として種は全国に持ち帰られた。それが、練馬大根であり、滝野川ゴボウであり、三河島菜等、他にもたくさんある。
鳴子ウリと柏木小学校での取り組みや西新宿小学校の内藤カボチャの取り組みについても紹介した。
引き続き、上原理事による食べ比べと、試食が行われたが、
その前に、八王子ショウガ、内藤カボチャ、八丈オクラの
特徴や、美味しい食べ方などについて説明が行われた。
【食べ比べ】
八王子ショウガ(葉ショウガ)と限界突破ショウガ(高知産/かこい)
を生での食べ比べ。
お口のリセット用にクリームチーズを添えました。
【試食】
今が出盛りの八王子ショウガを、食べ比べの生の他に、
試食では、生ですりおろし・加熱してミキサーにかけて・粗みじん切り
で揚げての3パターンで召し上がっていただきました。
*内藤カボチャと八王子ショウガの冷たいポタージュ
内藤カボチャと八王子ショウガをバターで炒めて、
チキンブイヨンで柔らかくなるまで加熱してからミキサーにかけ、
牛乳を加えてから塩だけで調味した、
内藤カボチャのなめらかさと八王子ショウガの香りと辛みが楽しめる
冷たいポタージュです。
*八丈オクラの八王子ショウガ醤油あえ
茹でて縦半割りにした八丈オクラを醤油・みりん・鰹だし
・おろし八王子ショウガで和えました。
*内藤カボチャのから揚げマリネ
皮ごとスライスした内藤カボチャを素揚げにして、
醤油・砂糖・酢・水の合わせ調味料でさっとマリネしました。
*八王子ショウガとサツマイモのかき揚げ
皮ごと角切りにした鳴門金時と
粗みじん切りにしてたっぷり加えた八王子ショウガを
かき揚げにして、沖縄の塩を添えました。
、
122号のタイトル横には、淀橋カボチャのイラストが描かれていた。
エコギャラリー新宿の運営をしているNPO法人 新宿環境活動ネットの崎田裕子代表理事(写真中央)からは環境的立場から江戸東京野菜の栽培現場における作物残渣の質問があった。