千住ネギの固定種を江戸千住として伝えてきている浅草葱膳の田中庸浩社長と先日、練馬の井之口喜實夫さんの畑に伺った。
8月中旬に伺ったときには順調に生育していたが、その後、台風の被害や、土寄せ機の作業など、様子も見たいのと、早稲田ミョウガをはじめとする江戸東京野菜の様子も見ておきたかった。
昨年、千住ネギの台風対策は、見せてもらったが葱が倒れないよう支えを作り、効果を上げていた。
今年は台風15号の時は北風だったので防風林もあるとから、被害は少なかったと云っていたが台風18号は強い南風か農作物に影響を与えたようだ。
今年は15号の対策として鉄筋を購入して自分で切り、畝の両サイドに刺して、両サイドを紐で結んでネギが倒れるのを防いでいたが、効果があったようだ。
上の画像をタップする
作業を見せてもらった。
機械の幅だけ畝幅は広くなっていたが、作業は楽なようだった。
早稲田ミョウガは、例年9月中下旬から収穫作業が始まるが、今年は遅れていて、まだ大きめのミョウガの子はできていないようで、新宿区の学校給食はお断りしたというから例年にない状況のようだ。
江戸東京野菜の「根三つ葉」を栽培していた。
これから、土寄せをして軟白の部分を作って根付で販売すると云うもので、根のきんぴらも美味しい。
上の画像をタップする
葱膳が年越しそばに千住ネギと江戸辛味大根のセット販売をしていて、井之口さんが田中社長から依頼されて採種をしていた。
その種が蒔かれて、間引きをする時期になっていた。