2019年10月01日

立川で栽培されていた銀杏は、完熟間近な大粒の果実が実っていた。


自宅の近くに銀杏を栽培している畑を見かけたので、JA東京みどりの原省三さんに紹介してもらった。

案内してもらったのは西武砂川駅近くで電車からも良く見える銀杏畑だ。
栽培しているのは鳴島勇三さんで、上砂地域には植木畑が多いが、その中に鳴島さんの銀杏畑は8か所もあり、大粒の銀杏が実っていたが、藤九郎種と嶺南種を栽培しているという。

畑はきれいに管理されていて、畑はフカフカの状態。
鳴島さんは、伸びすぎた枝の選定と、雑草を生やさないように年4回はトラクターでうなっているという。





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上の画像をタツプする
鳴島さんは、昔は養豚業が主で、桑やサツマイモ、ジャガイモ、スイカの栽培をしていたという。

鳴島さんのところでは、10月中旬に、木の下にシートを張って、棒で生っている銀杏を叩き落して行く。
落とした銀杏は、完熟して柔らかくなっている。拾い集めた銀杏は、機械で果肉を除去して、一度に出荷するという。

出荷先は地元の直売場の立川ファーマーズセンターの他、イトーヨーカ堂に卸しているという。





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鳴島さんは17年前から銀杏に切り替えたという。
東京で銀杏栽培と云うと、三鷹市が有名だとの話しを鳴島さんにすると、三鷹市の岡田さんから教えてもらったと云う話だった。

銀杏の樹形は同じように、作られていて根元部分には環状剥離でもしたのか、傷をつけてあるが、これにより子孫を残そうとするようで、実を付けるようになるのだとか、

銀杏は、雌株と雄株あり、銀杏畑の隅に一本雄株を植えていた。雄株の枝を雌株に接ぎ木をしているケースも見せてもらった。


明治神宮で11月2日、3日に開催される東京都農業祭に出品してほしいと、原さんは鳴島さんに頼んでいたが、「出品しましょう」の返事だった。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達
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