今年で、第5回を迎える鎌倉大根収穫祭は、「鎌倉だいこん未来研究クラブ」が主催して開催した。
これまでのキャリァを生かして、LINEを使ったクラブメンバー間の情報連絡が、日々行われることになった。
これにより相互の連絡が密になったことから、鎌倉以外にお住いの方々も、収穫祭への参加意識が高まり、これまでにない結束力となった。
当日は、第1回以来、報道してくれているJ-COMも来てくれた。
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武藤佐和子さん(福来鳥)の司会進行で始まつた。
開会にあたり、花村勝男名誉会長があいさつ。
会場では、
品評会が開催されることから、鎌倉大根を栽培している
野口稔さん、山口勉さん、山森金雄さん、鎌倉広町市民の会、
畑の会、鈴木茂生さんらが出品してくれた。
鎌倉大根収穫祭には、初めて参加する方も多いことから、「鎌倉大根を知ろう」をテーマに、発見した経緯についてお話している。
今回は、10月に鎌倉ロータリークラブでお話したパワーポイントを使ってお話しをしたが、最初に鎌倉大根の伝説のある佐助稲荷神社が台風15号の被害にあったことを紹介し、募金協力をお願いした。
2015年に由比ガ浜で発見した鎌倉大根の種から、活動は広がり、第1回の収穫祭は、その種をまいて、その年の、12月に開催された。
第2回の鎌倉大根収穫祭から鎌倉市長賞の品評会が始まった。
第3回鎌倉大根収穫祭は佐助自治会館で開催された。
ハマダイコンで商品開発をした島根大学植物育種学研究室の小林伸雄教授ご夫妻も来られた。
今年は、材木座の光明寺で鎌倉大根花祭りを開催している。
このような中で度々、鎌倉大根は鎌倉時代からの生きた文化遺産だと市民の皆さんに伝えている。
続いて、神奈川県農業技術センターの原康明研究課長〈三浦半島地区事務所〉が三線(さんしん)を取り出した。
原課長の三線を聞いたのは昨年の第4回収穫祭で、聞き入ってしまった。
沖縄は与那国島の唄を弾き語りをされた。
原課長はダイコンの渡来経路として
地中海沿岸から、エジプト、中国を経て日本に
712年に古事記に日本渡来が記されている。
一方、南方からは、黒潮に乗って日本沿岸に流れ着いている。
現在、農業技術センターでは、三浦大根が抜きにくいことなどから ”中葉“(F1)の改良を行っている。
大根の特性の自家不和合性を生じない蕾の段階で受粉し固定化している
選抜中の三浦大根のF1種
令和2年度から実施する、鎌倉大根の選抜と固定試験のため、試験場で予備の試験栽培を実施していることを紹介してくれた。
現状では、由比ガ浜の砂地から採種したものに比べると、福来鳥の畑や、笹野さんの畑で選抜したものは、葉の伸びは旺盛で・・・・、
今後の研究としては
予備試験の経過を見て、大根の形は「どれを選ぶか」など
また、固定化するのに、個体選抜として自家受粉し、長期的には集団選抜によって株間交配を行うとしている。
音楽ユニット『foolish fish(清水友美さん&林潤さん)』による 歌とダンスのパフォーマンス
鎌倉大根の伝説のある佐助稲荷神社には、魚売りの源十郎が
子狐を由比ガ浜で助けたことから始まる
第3回の収穫祭では由比ガ浜で踊られた。
今年の鎌倉大根花祭りでは光明寺境内で踊っていただいた。
第5回鎌倉大根収穫祭の前夜祭はここから
鎌倉大根収穫祭の午後の部はここから。