2019年12月09日

大嘗祭の庭積机代物として供納した井之口喜實夫さんにお願い事があって伺った。


大嘗祭の庭積机代物として、東京都農林水産感謝実行委員会(須藤正敏会長)では、東京区内からキャベツ、北多摩地区が東京ウド、南多摩地区が東光寺大根、西多摩がシイタケ、島しょからは天草を選定して、供納されたことは紹介した。

東京区内地区を代表してキャベツを供納した井之口喜實夫さんのお宅に、先日伺った。





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井之口さんにお会いして供納までのご苦労を伺ったが、

供納には、昔市場に出荷するときに使った竹籠を使おうと
キャベツ3個入り用の竹籠をあつらえたという。

上の画像をタツプする
その籠が置いてあったので、お話を伺ったが、
今、竹籠を工芸品として作る人はいても、出荷用に作るところが無い。

籠一つがキャベツ何十個分もする価格だとかで、
宮内庁以外、明治神宮、大國魂神社、地元神社と幾つも作ったという。

天皇皇后両陛下は、11月22日に伊勢神宮で「親謁の儀」に臨まれた。

井之口さんは東京都農林水産感謝実行委員会として
12月2日、3日に伊勢神宮にも奉納してきたという。

長い間、ご苦労様でした。






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後継者の勇喜夫さんに畑を見せてもらった。
秋冬産のキャベツ(YR藍宝)を収穫されていた。

上の画像をタツプする
今年の東京都農業祭の品評会で、都知事賞を受賞している。






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今回、伺ったのは、江戸東京野菜を取り上げたいという話が、
テレビの番組制作会社から電話があったからで、
幾つもの江戸東京野菜を栽培している農家を
紹介してほしいというので伺った。

上の画像をタップする
早稲田ミョウガの圃場は、すっかり枯れて、
この後、霜が降りるとミョウガは休眠に入る。





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江戸東京野菜のミツバは露地栽培で行っていた。

上の画像をタップする
切りミツバで食べることから、この後、葉が枯れた後、
新芽が出始めたところで土寄せをして軟白の白い茎を作り上げる。

露地栽培だから4月頃に収穫するが、この匂いがたまらない。





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浅草葱膳の江戸千住は、江戸東京野菜の千住ネギ。
土寄せを行った後、軟白の茎は伸び始めている。

上の画像をタップする






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小松菜のハウスは二つ。

上の画像をタップする
小松菜のハウスには
伝統小松菜の後関晩成と、F1種が栽培されていた。






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住宅街の中にある畑では、練馬大根が栽培されていて、
収穫した大根は形がいい。

上の画像をタップする。
栽培していた野菜をいただいた。
井之口さんありがとうございました。

追伸
テレビの番組制作会社から電話が来た話だが、
前に「食彩の王国」を担当された方から電話番号を聞いたという。

企画書を説明したいというので、事前に調べておこうと、伺ったもの。

収録は、12月末から1月初め頃だというので伝統小松菜、千住ネギ、
特に練馬大根の一部は1月まで畑に残しておいて欲しいとお願いした。

井之口さんは「大竹さんに頼まれちゃ・・・」と言っていただけた。

テレビ制作会社には、近々畑を案内しますと伝えた。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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