浅草葱膳の田中庸浩社長には、先日足立区の内田宏之さんの畑で開催された、飲食店事業者、市場間係者向けのイベントで千住ネギの説明をしていただいたが、今回は食育の取り組みを紹介する
田中社長が地元の千束小学校や蔵前小学校で、千住葱の栽培指導をしていることは、当ブログで紹介している
先日、台東区立千束小学校(瀧島和則校長)の2年生が、9時35分(2限目)から草むしりと土寄せを行ったと写真を送っていただいた。
同校で収穫した千住葱の一部を、葱膳の江戸千住ネギに加えで、毎年浅草神社に奉納している。
田中社長は、蔵前公園で栽培する、台東区立蔵前小学校(針谷玲子校長)の写真も送ってくれた。
蔵前小学校には、河部節代栄養教諭がいて、西谷真人先生が栽培管理をされているそうで、西谷先生のインパクトは「げんじいさん」の愛称で生徒たちから呼ばれている。
これまで江戸東京野菜は、歴史文化の関連のお話をするので、4年生、5年生を対象に授業を行ってきたが、同校は2年生が対象、少し難しいのではと思ったが、河部栄養教諭は「道徳」に関連させて教えていると聞く。
1年生の道徳「げんじいさんのせんじゅねぎ」(文渓堂、東京都版)を学び、1年生で種を蒔き、2年生になると菜園に定植するという。
そこで、「げんじいさん」こと、西谷先生が栽培指導をしている。
台東区立浅草小学校(大石京子校長)にも、千住ネギの苗を提供していて、船田主事か栽培管理をされている。
同校では、まだ授業に取り入れていないようだが、蔵前小学校の事例や、江東区立第五砂町小学校や、足立区立の小学校の事例もあるので、参考にして取り組んでいただきたいものだ。