足立区興野の江戸東京野菜栽培農家の内田宏之さん、和子さんご夫妻の畑で、この季節、ネギ焼きが行われる。
そもそもは、押上「よしかつ」の主人佐藤勝彦さんが、内田さんが葱膳の江戸千住を栽培始めた2016年に、畑でネギを蒸し焼きにすると美味しいと話したことから実施したようで、後でその話を聞いて次回は呼んでほしいとお願いしていた。
2018年は、フードジャーナリストの向笠千恵子先生がそのことを新幹線の座席前にあるカルチャー月刊誌「ひととき」の連載記事として書いた。
昨年11月に、連載記事をまとめて「日本のお宝食材」(小学館)から出版したことは紹介した。
今年は、江戸東京・伝統野菜研究会の渡邉和嘉副代表にも、本田うりと千住ネギを栽培している内田さんを紹介したくて誘った。
浅草葱膳の田中庸浩社長も、同社の佐藤雅継さんと一緒に来ていた。
先日、大阪で行われた、「葱サミット2020 in大阪」でも、摂津の農民が霜枯れ病で枯れてしまった葉ネギを燃やしたという事例として、写真で紹介したが、今年も千住ネギを焼いて、その甘さを、みんなで楽しんだ。
今年は、江戸東京野菜など東京の食材にこだわっている、押上「よしかっ」の佐藤さんを日テレの「news every」が追っていて、内田さんの畑にもついてきたという設定。
レポーターに内田さんが蒸し焼きにしたネギを渡したが、熱くて皮をむくのに苦労していて、みんなで注目していたが、良い映像が撮れたのだろうか・・・
佐藤さんがネギの味噌汁を作ってくれたので、頂いたがこの味噌、渡戸秀行さんの三河島枝豆で作った味噌が使われている。
雨が降りそうだったが、寒い中での味噌汁は体を温めてくれた。
内田さんの奥さんが、ブロッコリーのピクルス、ネギ味噌を入れて焼いた油揚げ、
今年は暖かいので内田さんお宅では「蕗の薹」が出たというので、蕗味噌を作ってくれていたので、蒸かしたジャガイモで頂いた。
野趣を楽しんだ。
午後からは、給食の食材を扱っている(有)丸幸水産が内田さんの千住ネギを収穫するために、中谷卓部長、田村恭平課長(食育マイスター)をはじめ、佐俣紫帆栄養士、西宮七海さんも千住ネギの収穫作業に加わっていた。
14時からは、昨年12月に台東区食育講演会(食育リーダー研修会)に参加された栄養士さんでネギの収穫やネギ焼の体験をしたい皆さんが集まった。
都合があったので、皆さんにご挨拶だけして失礼した。