足立区農業委員会の江橋享佑主任から、メールをもらった。
足立区立栗原北小学校(吉田益巳校長)の4年生が実施している「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」で、1月23日(木)3・4時間目(午前10:40〜正午)に、千住ネギの収穫を行い、収穫した千住ネギを、家庭科室にて調理し、図書室で試食をするという。
当日出席された農業委員は、荒堀安行会長と地元の農業委員・鹿濱コ雄委員と寳谷実委員の皆さん。
当日は、寒い中小雨が降っていた。
生徒たちは玄関スペースに集合、そこで荒堀会長から、播種した後、苗の定植、土寄せ等を実施してきたが、
今日は、成長した千住ネギの収穫を行うと、その仕方を学んだ。
吉田校長も、初めての収穫と食べる企画を楽しみにしていたと挨拶の中で述べた。
担任の先生から、当日のスケジュールが紹介され、生徒自身が確認した。
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引抜いた千住ネギはバケツの水で洗って、泥を落とした。
結構太いネギになっていた。
ネギの根を鋏で切り落とし、再度きれいに洗った。
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班ごとに分かれてネギを刻んだ。
生徒たちは、コンロに火をつけ、
日清の炒め油を熱したところで切ったネギを入れた。
伝統野菜の千住ネギは、摂津の農民が持ってきた葉ネギだから、
葉は柔らかいことから、全部細かく切って炒めた。
今年は、すき焼きのタレで味をつけたが、
焦げた匂いが食欲を誘った。
生徒が「味を見てください!」と、試食を頼みに来た。
「美味しい!」と江橋さん。
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図書室で試食となったが、
甘い!、葉が柔らかい!、美味しい!、とどの班も完食だった。
根深ネギの葉は、スーパーでは切って売っているから、
生徒たちはこのような形で食べたことはなかったようだ。
中には、「ネギの味を初めて分かった!」という生徒がいて、
箸を休めず、食べ続けていた。
伝統野菜は、食べることが大切で、
収穫したての新鮮な千住ネギは、今まで食べたネギの中でも、
一番美味しかったという。
交配種のネギも葉が折れやすいことから、
葉の固い品種が多くなっていて、
九条ネギとして販売されているものの中にも
固い葉の九条ネギが結構ある。

追録
菜花用の伝統小松菜が栽培されていた。
花芽が抽苔するには、寶谷さんの膝上ぐらいまで成長する。