2020年02月03日

新宿区立西新宿小学校の5年生が、伝統を守る太鼓発表にお誘いのお手紙をいただいた。


新宿区立西新宿小学校(清水仁校長)の5年1組から、
伝統の太鼓発表にお誘いのお手紙をいただいた。

この日は学校公開日で、教室に入ると、
内藤カボチャの栽培指導をお願いしている梶谷正義先生が
すでにお見えになっていた。

5年生は、江戸東京野菜の内藤カボチャや内藤トウガラシの
栽培で学んだこと、調べたことなどを、
地域の方々に話すなどしてきたと聞いている。

今回の伝統の太鼓発表は、だいぶ前に音楽を教えていた
奥教諭が、太鼓を授業に取り入れたことに始まる。

以後同校に伝わる伝統の太鼓発表となっているという。 
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教室では、生徒たちが、
西新宿小学校の校章を染め抜いた法被を着て、授業を行っていた。

教室のホワイトボートには、
太鼓を「たたけば、たたくほど、たのしくなれる」の
紙が貼ってあって、意気込みがわかる。

司会や、掛け声のタイミングなどの最終確認をしていた。

上の画像をタップする
教室の後ろには、
内藤トウガラシの3段階の生育の過程で収穫して干していた。
また内藤カボチャの種で、が何粒あるかなどと書かれていた。

この地に伝わる伝統野菜について、
地域の人に説明するのに使われるようだ。






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会場の体育館には全校生徒が、座布団を敷いて座り、
学校公開日と云うことで、保護者の皆さんが大勢駆け付けていた。

この太鼓、三浦半島の先端にある海南神社の祭礼で
漁師たちが大漁を祈り、競い合って打つ、ぶち合わせ太鼓で
西新宿小のスタイルにアレンジしたもの。

ただ叩くのではなく、叩き手が入れ替わったりと、
全員参加で行われた。

上の画像をタップする
1組が終わると次は2組で、
クラス別に行われたが、練習の成果か両組とも息もぴったり。






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続いて、祭り半纏の6年生が入場してくると、
数カ月で中学生になるだけに、歩き方にも風格を感じる。
自信に満ちた顔つきで、バチを振り上げていた。

3年生以下の下級生は、
先輩上級生の姿を羨望の眼差しで、見つめていた。
この太鼓は、秩父神社例大祭で曳く屋台囃子だそうで、
宮太鼓と、締太鼓、摺りがねと全員参加となっている。

上の画像をタップする
音も、ぴったり合って、迫力満点だった。

会場では6年生担任の豊田龍太教諭が、
盛んにタブレットで写真を撮っていたが、

この6年生は、昨年5年生の時に、
授業で栽培した「内藤カボチャ」と「内藤トウガラシ」を、
小池百合子都知事にプレゼンして、プレゼントをしている。





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最後に清水校長が挨拶をされたが、
西新宿小では、新宿の伝統野菜の内藤カボチャと、
内藤トウガラシを栽培しているのと同じように、

6年生と5年生が叩く、江戸からの伝統の太鼓を、
授業を通して次の学年に伝えているのだという。

上の画像をタップする
太鼓の練習を重ねることで、クラス全員の気持ちが一つになり、
クラスの結束力が強くなっていく。

西新宿小の卒業生の中には、
太鼓の活動が身について地元の西新宿中学に進学しても、
「かしわまつり ぶち合わせ太鼓」として同小の出身者が行うなど

この日の、太鼓の発表には生徒の保護者同様に
楽しみにしているOBがいるという。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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