先日、高円寺のうおこう寄席で、江戸東京野菜をご紹介した。
毎回、前日に生産者のお宅を回って、野菜を集めてくるが、
金町コカブ、亀戸大根、品川カブ、東京ウド、江戸城濠大根、
練馬大根、伝統小松菜、千住ネギを集めてきた。
直接農家を回って集荷することは、農家のご苦労を伺ったり、
他の江戸東京野菜の栽培を依頼することもあり、
生産者に会う機会を増やすことは重要だ。
14時からというので早めに伺ったが、庚申道り商店街のチラシには、
各席亭の案内が掲載され、なんと大竹道茂の似顔絵が描かれ、
亀戸大根、下山千歳白菜、馬込三寸ニンジン、
馬込半白キュウリ、伝統小松菜、内藤カボチャも描かれていた。
この似顔絵、日本落画家協会の湯沢ひとし先生が描いてくれた。
演芸は、松井つるみ女将が、
新調した江戸落語研究会の法被を着てのあいさつで、始まつた。
松井女将は、江戸東京野菜コンシェルジュ1期だから、
早くから演芸まつりに江戸東京野菜を取り入れてくれていた。
会場には、同じコンシェルジュの
佐々木昭理事と、9期の渡邉和嘉さんと亀島由美子さんが来ていた。
また、荻久保保健センター健康づくり自主グループ連絡会
渡辺修也代表も来てくれていた。
田辺一乃さんの持ちネタは
1、品川蕪汁、2、寺島茄子の由来、3、府中御用瓜・鳴子瓜
4、二郎三郎種屋街道(滝野川人参・牛蒡)、5、千住一本葱幽霊
6、家斉公と三河島菜っ葉の河童、7、鷹公方と小松菜
8、綱吉様と練馬大根、9、新宿内藤唐辛子、10、おいねのつる芋
11、竹翁筍大作戦、12、ジョン万次郎と亀戸大根等・・・
一乃師匠からは前日電話があって、どんな野菜がありますかと云う
集荷した野菜(品川カブ、千住一本ネギ、伝統小松菜、練馬大根、
亀戸大根)を伝えたが、
亀戸大根を聞きたいと「ジョン万次郎と亀戸大根」をお願いした。
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ジョン万次郎は、土佐の漁師の子、14歳の時に漁に出て遭難、
アメリカの捕鯨船に助けられてアメリカに渡る。
苦労して土佐に戻って、英語を教えるが、
その会話は面白く、会場からは笑いが起こった。
本日懇親会で食べていただく江戸東京野菜の紹介をさせてもらった。
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左上から右へ、亀戸大根、品川カブ、東京ウド、
伝統小松菜は、市販のF1との比較を行った。
左下から右へ、金町コカブと市販のF1との比較、のらぼう菜、
千住一本ネギ、練馬大根。
一つひとつの物語等も紹介した。
本能寺の変起こり、坂本城を目指し琵琶の湖水を馬で乗っ切る、
明智一族の左馬之助。
一乃師匠は表情も豊か、美しい近江八景 を読み込んで講じた。
追録
これまでの「うおこう寄席」
2019年10月31日「うおこう寄席」、2019年2月13日「うおこう寄席」、2018年5月3日「第10回高円寺びっくり大道芸2018」、
2018年2月16日「第八回うおこう寄席」
2017年2月14日「第七回うおこう寄席」
2016年2月19日「第六回うおこう寄席」
2015年2月17日「第五回うおこう寄席」初めての講座、
2014年2月4日「第四回うおこう寄席」初めて野菜説明する予定が、
雪で欠席した。
2020年うおこう寄席の懇親会はここから。
朝早くから収穫に御尽力頂き有難う御座います。