柏木小学校には2012年に齋藤等校長にプレゼンをして2013年から
地元の江戸東京野菜「鳴子ウリ」の栽培が始まった。
2014年には、佐藤郁子校長が着任し、
2019年度まで6年間取り組んできたが、今年3月に転勤された。
後任の校長先生に、プレゼンをしなければと思っていたが、
先日、柏木小学校に着任した校長先生から電話をいただいた。
竹村とおっしゃったが、型どおりのご挨拶の後
いただいた電話だったが、一瀉千里、柏木小学校における
鳴子ウリの取り組みの経過について申し上げた。
今や地域に広がっていることも。
ひと呼吸したところで、
竹村校長から、「大竹さんには前にお会いしてますョ、お忘れですか!」
と、云われてしまった。失礼しました!!。
云われてすぐに思い出した。
神宮外苑に近い港区立青山小学校の副校長として、
屋上に20種以上の野菜を栽培した先生で、2013年に何度か伺い、
動画配信をするフードボイスを連れて行って、
当ブログのトップページの動画欄に「青山小学校の屋上農園」
のバナーを貼っていた。
そもそもは、2012年の暮れに、品川神社で行われた品川カブの品評会で
竹村先生にお会いしたが、そのご縁で、小平の宮寺光政さんの畑に、
生徒を連れて見えたことからご縁が広がったもの。
2013年8月には、第20回コカ・コーラ環境・教育賞を受賞、
9月にはNews Tokyoのでも細川奈津美記者を案内している。
2014年2月には、朝日ベルマール賞を受賞している。
その後、竹村先生とは連絡が取れなかったが、お電話をいただいて
前任校が新宿区立落合第六小学校だったというので、googleマップで
同校を検索すると、青山小学校と同じように屋上農園が写っていた。
「江戸東京野菜の物語」(平凡社新書)では、同校が
"新宿内藤とうがらしサミット" に参加していると書いていた。
新宿区立落合第六小学校が紹介された。
同校では食育を目的に屋上の畑で様々な野菜を栽培している。
この日、収穫されたのはピーマンだった。
ところがピーマンは子どもにあまり人気がないという。
そこで“野菜の魔術師”と呼ばれる神保シェフが学校を訪れ、
イタリア風チンジャオロースを振る舞った。
令和元年度農林水産省食料産業局長賞を
「落合里山プロジェクト」で受賞している。
改めて竹村校長の教育姿勢に敬意を表するもので、
2020年度 柏木小学校における竹村校長の取り組みの
お手伝いができれば幸せだ。
追伸
鳴子ウリの苗づくりは、府中の石川孝治さんに
内藤カボチャは、江戸東京野菜コンシェルジュの渡邉和嘉さんに
寺島ナスは、三鷹の星野直治さんに依頼し、準備が整った。
取り組む姿勢と、諦めず長年に亘る信念の行動。其処に遭遇した子供達の幸せ。
大きくなった時にまた何人かが繋いでくれる人となる。