深大寺蕎麦門前のご主人浅田修平さん (深大寺一味会の副会長) から、メールをいただいた。
メールによると、「天台宗浮岳山昌楽院深大寺は、4月25日から5月6日まで、開創以来の歴史的な山門閉鎖が執行され、更にこの度は5月31日まで延長されることになりました。
深大寺の全そば店20軒も5月6日まで自粛休業いたしました。 当店は5月7日(木)より営業再開いたしますが、お客様が戻ってくるかどうかはわかりません。
なにしろ不要不急の外出自粛が浸透してしまいましたので・・・。」とあった。
お参りに来た観光客が読んでいる。
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浅田さんのお店「門前」の、幟旗はしまっている。

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メールには続けて、
「皆様も先の見通しのたたない不安を抱えながら外出自粛で
お過ごしの日々、コロナ疲れが起きているのでは、
と案じております。
そんな中、少しでも気晴らしになればと思い、
勝手にご案内をさせていただきます。
NHKBS 『新日本風土記 松本清張鉄道の旅』で、
昭和30年代の深大寺の描写がある清張作品『波の塔』、
そのゆかりの地として取材(2月中旬)されました。
2時間番組のほんの一コマですが、
わたしもインタビュー出演してます。」とある。
「波の塔」は、門前の二階でその一部を執筆したそうで、
その日は台風が来て帰れなくなり、結局泊まっていったという。
その後度々店に来られたが、同店には「清張メニュー」があり、
「清張さんが来ました!」と調理場に伝わると、何も聞かずとも
虹鱒の塩焼きをする者、山菜を揚げる者と分担で、
清張さんの好きな、深大寺そばとの、セットを出したそうだ。
虹鱒は生簀に飼っているそうだが、深大寺の隣にある
都立農業高校で育成した虹鱒。
「波の塔」には、「山門が藁葺きで桃山時代の建築という・・・」
この他、佐々木和子と輪香子が虹鱒を注文することが
書かれている。
NHKBSプレミアム 5/8(金)21:00 〜 22:59
再放送 5/16(土)13:30 〜 15:29
番組が楽しみだ。浅田さん情報ありがとうございます。
追録
私も「松本清張」は好きで、若い時にサインを頂いている。
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昭和55年3月27日(金)に内幸町の日本プレスセンターで開かれた
「いっしょに考えよう日本の食料」のシンポジュウムに先立って
松本清張氏の基調講演があり、その時にサインをしてもらった。
古代史研究家としての清張の初期の作品「古代史疑」は、
昭和34年3月が初版だったが、昭和54年4月 22版も発行されていた。
もう一冊が、「清張日記」で、サインは毛筆。
昭和55年から57年にかけての日記の抜粋。
前文には
「おりおりに、日記ともつかぬ 読書の手控えともつかぬ
紀行文ともつかぬ、また 着想メモともつかぬものを
書いてきた。
これから、その中のものをとり出したい。
原文は、自分だけにわかればいい 簡単なものだが、
それでは一般の読者には 暗号めいているので、
部分的に書き直した。」とある。
主な内容は、
軽井沢行き/土塔遺跡見学と飛鳥寺/有馬頼義氏の思い出/
郭沫若批判の記事について/映画「影武者」の感想メモ/
創作メモ/劉生の生涯/「古事記」について/
「”邪馬台國”紀行」執筆/ロンドン事情/
エラリー・クイーン氏の死/他
ドラマの『仁』の最終回では江戸城や川の映像に存在してそうで、製作協力者名を調べればなにか手掛かりがありそうです。ついつい目がハマダイコンを探しています