2020年05月23日

江戸東京野菜の栽培に取り組む渡邉和嘉さんが、寺島ナスの栽培も始めた。


江戸東京・伝統野菜研究会の渡邉和嘉副代表が
今年から寺島ナスの栽培をしたいという。
新宿区立柏木小学校ではこれまで鳴子ウリ栽培をしてもらっているが、

竹村郷校長先生は
内藤カボチャと寺島ナスも栽培したいというので、
内藤カボチャは渡邉さんの苗をお持ちした。

寺島ナスは三鷹の星野さんに自根苗を6本と、
渡邉さんが栽培したいというので10本分を
分けてもらったものだ。





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寺島ナスが雑司ヶ谷カボチャの隣に定植されていた。

上の画像をタツプすると選定の仕方。
幹は2本仕立てにする場合は
下の方から出た太い枝を活かす。

苗の段階でついた花は、
切り取って定植してから実を付けさせる。
寺島ナスは、交配種のナスに比べて違うのは、
葉が2枚出て花が咲く。

交配種の千両ナスなどは、葉を3枚付けて花が咲く。

寺島ナスは、側枝をたくさん出すので支柱はやめて
紐で抑える手法を開発したと渡邉さん。






2-1.JPG

雑司ヶ谷カボチャは、練馬地域を中心に栽培していて、
これまで渡邉さんが普及指導をしていた。

定植した雑司ヶ谷カボチャは蔓を伸ばし始めていた。

上の画像をタップする
雑司が谷カボチャは、親蔓にも果実をつけるが、
たくさん実を付けさせるとなると、
親蔓に葉が5〜6枚付いたところで切ると、
葉の付け根から子蔓を伸ばし、
雄花、雌花をたくさん付ける。







3-1.JPG

離れた畑では、内藤カボチャも栽培していた。

上の画像をタップする
雑司ヶ谷カボチャより、生育が早いようだ。






4-1-1.JPG

4月に種を蒔いた金町コカブが、
食べごろの大きさになった。

上の画像をタップする
5月9日に間引きをしていたが、
22日にはコカブの食べごろの大きさになった。






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おいねのつる芋の花が咲いていた。

上の画像をタップする
キタアカりの一角に、おいねのつる芋(赤丸内)を栽培。
種芋として残すため、残していた6個の種芋を植えた。

檜原の厳しい栽培条件の所とは違う分
幾つもの芽を欠かずに、そのままにして定植して、

檜原と同じような小さい芋を作ろうと試作中だとか







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現在、交配種サカタの「夏扇2号」がネギ坊主を付けていた。
手がなくて、収穫できずに残ったものだという。

先日、千住ネギ保存会の、井之口喜實夫副会長と
事務局長の浅草葱善田中庸浩社長が見えたという。

オーナーの村田知英子さんは更科堀井の四季の会で
浅草葱膳の江戸千住を食べて知っていることから
村田さんが栽培を決意したと伺っている。

上の画像をタツプする
交配種の隣、耕したところに、とりあえず500本ほど
試作すると聞いている。






7-1.JPG

菜の花にモンシロ蝶が蜜を吸っていた。
この花、江戸東京野菜のノラボウ菜だという。

上の画像をタップする
渡邉さんが、ライフワークで行っている蜜蜂のために、
花を咲かせているという。






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「江戸城 濠大根」は、
花が終わり、莢が固まろうとしていた。
手前は、食べたり、染色に使うために栽培していたが、
奥のネットの中で、
蜂が入らないようにして、採種している。

上の画像をタツプする
莢は手前から枯れ始めていた。

22日、江戸東京野菜コンシェルジュの増田純代さんが、
草木染の原料にするからと、莢の塊を採りに来たと、
渡邉さんから連絡が入った。

posted by 大竹道茂 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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