練馬で、江戸東京野菜を栽培している井之口喜實夫さんは、東京を代表するキャベツ栽培農家で、5月中旬に出荷を待つ初夏産キャベツの畑を取材している。
6月になってから、早稲田ミョウガの生育状況を見に伺った時に、キャベツをお土産に頂いた。
関越自動車道に入る手前の目白通り沿いにある、
既に収穫が始まっていることが分かったので、先日、畑の脇を通りかかったら7割がた収穫は終わっているが、収穫の規格に達していないものが、点々と収穫された中に残っている。
収穫し終わった北側には、切株から新芽が出ていたが、全体の収穫が終わった後、根は掘り上げられて、畑に掘った穴に埋められる。
来月の中旬には、自宅前の圃場に播種されて、8月の中下旬には、この畑に秋冬産の苗が定植される。
井之口さんは昭和48年、東京都の野菜価格安定供給事業「東京ふるさと野菜供給事業」に、秋冬産から栽培を始めて47年、年2回の栽培だから94連作だが、収穫後に早く根株を抜き取り、堆肥を入れるなどの圃場管理がしっかりしているから、毎年品質の良いキャベツが出荷されている。