2020年06月19日

国分寺市で馬込半白キュウリを栽培する濱仲充さんを訪ねて話を伺った。


馬込半白キュウリが収穫期を迎えた。
これまで国分寺では、小坂良夫さん、中村克之さんを紹介してきたが、

先日、果菜里屋の高橋さんに濱仲充さんを紹介したら、
仕入れてきたと報告があった。

国分寺市の馬込半白キュウリの栽培グループは、
平成10年頃から取り組んでいて、濱仲さんは、そのメンバーの一人。




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11時頃に伺ったが、一度収穫した後だったのが、収穫は少なかった。

上の画像をタツプする
採種用の半白キュウリも見せてくれた。
袋を破って大きくなっていたが、
種が固まるには2週間ぐらいかかるだろうか。

この時期、馬込半白キュウリ以外には、
交配種のキュウリ、トマト、根深ネギ、玉ねぎ、ジャガイモ、
メロン、ナスなどを収穫しているという。

特に、濱仲さんのナス栽培には定評があり、
平成27年(2015)第44回東京都農業祭・技術圃場の部(立毛品評会)で、
“ナス”(棘なし千両2号)で、農林水産大臣賞を受賞している。

立毛は、果実だけではなく、畑の状態や、栽培管理の様子までを
審査対象になるから厳しい品評会だけに、受賞はすごいことだ。






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お父さんの勝男さんから、大竹さんと、声をかけられた。
現役の頃、都市農業を次代に引き継ぐための運動、
農地の宅地並み課税撤廃運動で、東京の農業後継者として、
営農に励む姿勢は、地元市民の理解をいただき
お陰で、大きな成果を上げ、今日農地は引き継がれている。

上の画像をタップする
市民戸倉野球場に隣接する圃場では、200株の馬込半白キュウリ。

濱仲さんのお宅は、ご両親と、充さん夫妻、
そして援農ボランティアさん4人の8人体制で、
1.3ヘクタール(3か所合計)の畑では、年間40品目以上を栽培していて、

スーパーマルエツ戸倉店の前で直売もしている。







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たっぷりの堆肥が積んであった。
この堆肥、
府中競馬場の馬糞を分けてもらい、完熟させて使っている。
また、藁もたくさん準備してあった。



追伸

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「江戸東京野菜の物語(平凡社新書)」を読んでくれた、
聖教新聞(全国550万部の日刊紙)の稲沢友之記者(学芸部)から
メールをいただいた。

同紙の「ヒューマン」の欄で、紹介してくれるという。
各分野で活躍されている方へのインタビューを掲載していて、
江戸東京野菜に取り組む信念や情熱などを紹介したいという。

7月の2週辺りに掲載と云うので、その頃でも収穫されている
馬込半白キュウリを濱仲さんの畑で写真を撮らせていただき、
近くの店で、お茶を飲みながらインタビューを受けた。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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