これまで国分寺では、小坂良夫さん、中村克之さんを紹介してきたが、
先日、果菜里屋の高橋さんに濱仲充さんを紹介したら、
仕入れてきたと報告があった。
国分寺市の馬込半白キュウリの栽培グループは、
平成10年頃から取り組んでいて、濱仲さんは、そのメンバーの一人。
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採種用の半白キュウリも見せてくれた。
袋を破って大きくなっていたが、
種が固まるには2週間ぐらいかかるだろうか。
この時期、馬込半白キュウリ以外には、
交配種のキュウリ、トマト、根深ネギ、玉ねぎ、ジャガイモ、
メロン、ナスなどを収穫しているという。
特に、濱仲さんのナス栽培には定評があり、
平成27年(2015)第44回東京都農業祭・技術圃場の部(立毛品評会)で、
“ナス”(棘なし千両2号)で、農林水産大臣賞を受賞している。
立毛は、果実だけではなく、畑の状態や、栽培管理の様子までを
審査対象になるから厳しい品評会だけに、受賞はすごいことだ。
現役の頃、都市農業を次代に引き継ぐための運動、
農地の宅地並み課税撤廃運動で、東京の農業後継者として、
営農に励む姿勢は、地元市民の理解をいただき
お陰で、大きな成果を上げ、今日農地は引き継がれている。
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市民戸倉野球場に隣接する圃場では、200株の馬込半白キュウリ。
濱仲さんのお宅は、ご両親と、充さん夫妻、
そして援農ボランティアさん4人の8人体制で、
1.3ヘクタール(3か所合計)の畑では、年間40品目以上を栽培していて、
スーパーマルエツ戸倉店の前で直売もしている。
この堆肥、
府中競馬場の馬糞を分けてもらい、完熟させて使っている。
また、藁もたくさん準備してあった。
追伸
「江戸東京野菜の物語(平凡社新書)」を読んでくれた、
聖教新聞(全国550万部の日刊紙)の稲沢友之記者(学芸部)から
メールをいただいた。
同紙の「ヒューマン」の欄で、紹介してくれるという。
各分野で活躍されている方へのインタビューを掲載していて、
江戸東京野菜に取り組む信念や情熱などを紹介したいという。
7月の2週辺りに掲載と云うので、その頃でも収穫されている
馬込半白キュウリを濱仲さんの畑で写真を撮らせていただき、
近くの店で、お茶を飲みながらインタビューを受けた。